「雑誌と私」Vol.157

 
 
 


イタリアでマーシャと一緒に「大人のデニムとは…」を
コンセプトに見つけたデニムが昨日、
日本に到着したとスタッフから連絡があった。
年始の着回しにきっと便利に使えるかと思い、
いくつか簡単なコーディネートを考えてみた。
 
 
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デニムの特徴

素材:ストレッチデニム
ウエストの位置が高く、今らしいトレンド感を主張しながらも、
ルーズではなくタイトなシルエットで「如何にも」感を排除した。
だから、ニットやカットソーをウエストの中に入れても外に出しても
簡単に着回せる。
 
 


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(1)トレーナーやニットを合わせて 
P1690250P1690256
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
ブルーグレーのトレーナーニットを合わせる。
ふっくらとしたトレーナーニットはウエストの外に出し、今らしい80年代シルエットをベースとして作る。 
その上からたっぷり感のあるムートンジャケットを合わせ、
新しい年の休日を散歩する。 
 
 
 
(2)7ゲージスポーツニット
P1690280P1690321
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
腰丈のニットもウエストのやはり外に出し、ベースを作る。 
少し短めのアヴィエイターブルゾンとの相性は抜群。
あの映画の主人公のように。
 
 
 
(3)14ゲージタートルニット
P1690443P1690482
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
薄手の14ゲージのニットはデニムのウエストの中に入れ、まるでカットソーのようにベースを作る。
丈の短いボンバージャケットを上から羽織り、高いウエストをアピールしながらも
全体のバランスを上手に保つ。
 
 
 
(4)12ゲージタートルニット
P1690579P1690590
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
12ゲージのニットも(3)同様ウエストの中に入れ、ベースを作る。
コーデュロイのジャケットを上から羽織り、少しだけきちんとしたお出かけの装いを完成する。
この場合、デニムの外にニットを出せばジャケットとのレイヤードが楽しめ、
2通りの着回しが出来る。 
 
 
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こんな感じで年末から年始にかけて家族や友人と、
ゆっくりと時間を過ごす時のコーディネートに、使いまわせるデニムだと思う。 
今回もマーシャに良い感覚の物をピックアップしてもらえた。
今イタリアはとても寒く、朝は1℃、2℃の日が続いている。
町は厳かにクリスマスの装飾がされ、とても綺麗。
 
                                     吉田孔美
 
 
 
  

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「雑誌と私」Vol.156

 
 


明後日のイタリア出発を控え、
今日はお知らせブログです。
秋の後半に展開したフェイスラインを美しく見せる、
7ゲージのハイネックニットに関しまして、とても多くのお客様から
「春バージョンも欲しい。」とリクエストを頂いておりました。
コットンでも暖かく、でも春らしさを表現できるように、
前回のイタリアで製品化をチャレンジして参りましたが、
ようやく思った通りのものが完成し、
イタリアからクリスマスのシーズンに向けて、
出荷されることとなりました。
(色はホワイト、サンドベージュ、ネイビーの3色。)
2017年の春のブルゾンや、この秋の立ち上がりのコート等に、
コーディネートして新年に向けてのスタイリングを楽しんで頂けます。
 
 

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<コーディネート例>
 
P1680805P1680815
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
P1680828P1680785
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
この人形が着ているものは、この秋に展開したウールのものです。
この型のままでコットン100%のものになります。
左写真はこの秋のナイロンコートを合わせたもの、右写真はこの春のミリタリージャケットを合わせたもの。
こんな感じでコーディネートして頂けます。 
詳しくは店頭のスタッフまでお尋ねください。
それでは、行って参ります。
 
                                        吉田孔美
 
 
 
 
 

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「雑誌と私」Vol.155

 
 

今回はミニブログ。
前回ご紹介したかった、ちりめん風に仕上げられたウールのパンツが、
ようやく到着。
早速スタイリングをしてみる。 

 
 
 
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P1680139
 
 
トレーナー風に仕上げられたニットを合わせ、
細長い80’s~90’sの繭ラインを作る。
自然に緩やかに膨らむ、
このパンツだから簡単に作れるシルエット。
あの頃のBIGなシルエットがトレンドになっている昨今、
そんなスタイルに思い切り飛び込んでいくのではなく、 
大人らしく、この位のふんわり感から目を慣らしていきたい。 
 
 
  
 
P1680194
 
 
ベルベットの靴がこんなにも合うのは、
このパンツのクオリティがとても高くインパクトがあるから。
少し毛足の長いムートンジャケットも
スタイリングの中で全く浮かず、こんなに馴染む。
このパンツの密度の高さが伺える。 
本当に大満足している。 
 
 
  
 
 
P1680319
 
 
足元をミリタリーライクなブーツに替え、
ボンバーをサラッと合わせる。
上のムートンとは全く違う印象のスタイルも、
このパンツなら簡単に引き受けてくれる。 
 
 
 
  
 
 
 
P1680373
 
 
  
エレガントとスポーティの中間を
オリジナルのフィッシャーマンズコートでトライする。
風は冷たいけど青い空が広がった冬の海を、
こんなスタイルで散歩したい。 
 
 
 
  
 
 
P1680395
  
左の人形が穿いているパンツは
全くウォッシュのかかっていない素のままのウールパンツ。 
マジョーレ伝統のパンツと言っても良いもの。
このパンツもやっぱり素敵で、
20年間のイタリアでのモノづくりの思い出がよみがえる。
どんな時代にも、エレガントからカジュアルまで、 
普遍的に対応できるパンツ。
自信を持って「マジョーレのパンツ流石!」と自画自賛したい。 
 
 
 
 
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来週から、またイタリア。
クリスマスまで1ヶ月を切り、街は素敵に装飾されているだろう。
とても寒いと聞いているから、私もムートンをもって出掛けるつもり。
 
                                     吉田孔美
 
 
 
 

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「雑誌と私」Vol.154

 
 
冬を感じ始めたイタリアから東京に戻り、程よく暖かい秋終盤の余韻を楽しんでいたが、
ここにきて東京にも突然寒さが舞い降りた。
お客様からも冬アイテムのご質問を多く頂いている。
取り急ぎ、冬対応アイテムのページを作ってみた。
 
 
 
——– 
 
冬アイテムのテーマは スキー 。
ニット、ボトム、アウターとも冬の雪山を楽しむ女性をイメージしながら展開されていく。  
 

(1) 60’Sニット
P1660740P1660754 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
袖に編み柄が施されたスキーニットは、60年代、良く取り入れられたモチーフ。
ロイヤルブルーのボデイにイエローの編み柄だったり、赤いボディに白の編み柄だったり、派手目な彩色も特徴。
このイメージをマジョーレらしく同色の落ち着いた色で仕上げた。
写真では分かりづらいが、着た時の印象はかなりインパクトがある。
このすっきりした、でも密度の濃いスポーティなイメージにロングのムートンを下の写真のようにさらっと羽織り、
夜のアペリティーボを楽しみに出かけたい。
 
 

(2) 60’Sニット×ロングムートン
7
 
 
 
 
ムートンの展開色はダークネイビー、黒、キャメルの3色。 
(日本でのお直しが非常に難しいので、全て採寸しての
セミオーダー仕様となっています。) 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(3)トレーナーニット 
P1670339P1660826
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
襟元に汗止めがついた、まるでジャージートレーナーのようなニットを作った。
ニット担当のリンダは、一着作るのに編み作業、カット作業、縫い作業を含めてあまりにも時間がかかるアイテムになる
と商品化する事に反対だったが、見た目があまりにも可愛いので私が強引にOKを出してしまったアイテム。
クオリティの尺度として密度という言葉を良く使うが、これほどスポーティなのにこんなにもクオリテイの高い商品が
出来上がり、マジョーレらしさという点でも、大満足している。
 
左写真のパンツはウール系素材を後染めし、ふんわりと柔らかいシルエットをイメージしたもの。
イタリアらしい斬新な素材だからこそチャレンジできたアイテム。
これ1本で80年代に近い、パンツイメージが簡単に作ることが出来る。

 
 
(4)ユニフォーム
P1670481P1660846
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
左写真は、ムートンのアヴィエイターブルゾン。右写真は、ダウンの入ったボンバーブルゾン。
80年代のイメージを簡単に作ることが出来るショートブルゾンをこの冬は、ぜひ取り入れたい。
特にこのトレーナーニットとの相性は抜群で、この2ペアさえあれば私の大好きなあの映画の主人公になりきれる。 
 
 

(5)千鳥柄ニット
P1670024P1670111
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
千鳥柄をベースボデイと同色のモヘアで編み込んだニットは、近くで見ると柄が浮き出る
とても冬スキーのイメージを表現できたニット。 
縄編み柄が施されたニットが良く出ているようだが、私達は千鳥柄でブリティッシュなテイストを表現してみた。
 
 
  
(6)ミデイアムコート
P1670068P1670188
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
左は、マジョーレオリジナルコート。
フェルトをイメージさせる圧縮ウールの感じが、優しい暖かさのイメージを作る。
薄い中綿が入っているので、軽く機能的で温かさも楽しめる。
着るととても可愛らしい女性になれる大満足なコート。
(素材が柔らかく織られているので、可愛らしい分、毛玉が出来やすいです。
毛玉が苦手な方は、敬遠されたほうがよろしいかと思われます。)
右は、ミドル丈のダウンコート。
 
 
 
(7)ヴィンテージウールパンツ
P1670570.P1670607.

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリアにビエラという高級毛織物産地がある。
皆様もご存知の良く知られた名前が産地のブランドとして、作られているエリアでもある。 
この産地の一社からメンズライクなウールを仕入れた。
それを浴槽に傷がついた大きな産業用洗濯機の中で洗いたいと言った時、
ウオッシュ担当のアントネッラが呆れた顔をしたのを覚えている。
「こんな高級な素材にわざわざ傷を付けて、なおかつ縮ませるなんて…。」といった感想であった。
でも出来上がったパンツは、艶を残したまま柔らかくふんわりと仕上がり、スポーティさとクラシックさが混じり合う
とてもマジョーレらしいアイテムとなった。アントネッラも「とても素敵ね。」と言ってくれた。
左写真は、一番上の60’Sニットを合わせたもの。
右写真は、その上からショート丈のフード付きダウンを合わせたもの。
 
 
 
(8)その他のダウンジャケット
P1670042P1660061 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ミドル丈で袖にデザインが入ったダウンジャケットを、黒とミリタリーグリーンで展開。
 
 
 
 
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もう1アイテム、日本にまだ届いていない(只今、上空)縦糸と横糸の縮じみ率の違いを楽しんだ
ちりめんライクなパンツをご紹介したかったが、出来ないのがとても残念。
次回のお楽しみに。 

                                             吉田孔美
                                        
 
※皆様のお手元に、今日ご紹介したアイテムのDMをまもなくお届け出来ると思います。
 アイテムに関しましては、27日から展開していく予定です。
 
 
 
 
 
 

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「雑誌と私」Vol.153

 
 
 
約1ヶ月のイタリア滞在を終え、間もなく日本へ出発する。
2色の糸で織られたウール素材をウォッシュして、
縦糸と横糸のちじみ率の違いを楽しみちりめんのように仕上げられたパンツも
何とか今シーズン中に日本に出荷することが出来る事となった。
出来上がりのパンツはとても美しく、マジョーレらしい。
いつものクラシックなきちんとさとスポーティさが
より新鮮な雰囲気で提案されている。
ただ正しいちじみ率を見つけることはとても大変で、
ウオッシュ製品担当のアントネッラは疲弊しきってしまった。
約1年かけて出来上がったこの可愛らしいパンツ。
皆様に早く見て頂きたい。
アントネッラ、本当にありがとう。
 
  
  
 
——– 
 
黒という 定番色 がまるで トレンド として特集されている雑誌を見掛けたけれど、
この秋冬は80年代後半から90年代前半で人気のあった黒の色合わせをトライする。
(この色合わせに何気なく、旬の素材や形を取り入れる事も忘れない。)
この時、気を付けたいのは全体のボリューム感。
あの時代の誇張され過ぎたビッグボリュームを求めてしまうと、旬なのか古いのかが分からなくなってしまう。
ボリューム感は、60年代や70年代のコンパクトなものを参考にしたい。 

 
(A)

P1650148 
 
 
 
左写真(A)は全身黒にして、トレンドのキャメルを
ポイントとして使った。
あの頃私がミラノでよく見かけた色合わせ。  
今また、とても新鮮に写る。  
 
 
  
 
 
 
 
 
 
(B)
P1660118
  
  

左の(B)の写真は黒とキャメルの分量を
インナーのニットとパンツのベーススタイルで半分ずつ使い、
黒のミドル丈のコートで全体のバランスを外側から整えた。
 
※ この秋冬旬のコーデュロイという素材や、
  (A)のジャケットのダブルブレストの形、
  (B)のナイロンコートのように細長く見えるたっぷり感にも
   気を付けた。 
 
 
 
 
 
(C)
P1660484 
  
イタリアではクリスマスの飾り付けが少しずつ準備され始めた。
今年もまた楽しい仲間や家族と大切な時間を過ごす時が訪れる。
暖かい暖炉の前で団らんする時、
(C)のような半袖のニットにたっぷり目な暖かいアウターを羽織って、
可愛らしい女性を演出したい。
(何年か前にイタリアのレストランで見掛けた女性が、
 冬のこの時期に暖かい室内で半袖を着ていて、
 とても素敵だったことが頭から離れない。)
縦長の黒に縦長のキャメルを合わせる色合わせもとても素敵。 
 
 
  
 
 

(D)
P1650135 
 
 
 
上の(A)(B)(C)のように黒に旬のキャメル色を合わせるのもいいが、
左写真(D)のようにグレイッシュブルーを合わせたり、
下の写真(E)のようにロイヤルブルーを合わせるのも、
日本の女性には、とてもよく似合う色合わせ。 

 
 
 
 
 
 
  
 
(E)
P1650587.
 
 
 
特にロイヤルブルー×黒は何シーズンも続いている色合わせなので、
人目にも慣れていて、とても簡単に取り入れられる。  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
(F)
P1650866.
 
 
左写真(F)のようにこの秋も、次の春も
トレンド色のエメラルドグリーンは、
黒と合わせると黒の中に含まれるグリーン色を引き出すから、
とても新しい印象で黒スタイルを作ることが出来る。
 
 
 
 
 
 
 
  
 
(G)
P1650435. 
 
 
 
左写真(G)のように全身を黒でまとめる時は、
マットな黒(インナーのニットとパンツ)に、
輝きのある黒(アウターのナイロンコート)を合わせるような
メリハリのあるコーディネートを心掛けると、
真っ黒な印象から抜け出す素敵な黒のコンビネーションを
作ることが出来る。
 
 
 
 
 

 
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次回は真冬のスタイルを考えてみる。
スキーをイメージしたニットや様々なコート、ムートン等とても素敵に仕上がっている。
是非、ご覧いただきたい。
 
                                          吉田孔美
 

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「雑誌と私」Vol.152

 
 
10日間の東京滞在は一瞬のようで、宇宙映画に出てくる時空を超えて
ワープする宇宙船に乗っているかのようだった。 
明日の19:00にはイタリアに到着する。
その後、マーシャと夕ご飯を一緒にする予定。
彼女の旦那様のお母様が作られたカぺレッティ イン ブロードと、
茄子のパルミジャーノ焼き(どちらも私の大好物)が待ってくれている。
マーシャの娘さんのアリーチェと会うのもとても楽しみ。 
髪の毛の黒いバービー人形を持っていて、KUMIみたいと言ってくれる。
いつも抱きしめたくなるほど可愛い子。
でも、まず出発する前にお店のディスプレイを整えなきゃ・・・。
 
 
  

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1.黒×キャメル
P1640177P1640233 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
前回のブログで登場したフェイスラインを美しくほっそりと見せるようにデザインされたハイネックニットに、
プントミラノ(ミラノ織)のジャージーパンツを合わせる。
7ゲージのニットの上にたっぷり感のあるへちま襟のコートを合わせ、最高にシンプルなのになんだか絶対的に
素敵というシルエットを作り出す。(マジョーレらしさ。)
この秋、最強の色合わせ黒×キャメルもこのシンプルさをより盤石のものとする。
 
 
2.リボン付きVゾーン
P1640549P1640648 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

リボン付きVゾーンのブラウスを街中でよく見かけるが、マジョーレはあえてニット担当リンダのテクニックを駆使し、
ダブルゲージニットで仕上げた。トレンドがさりげなく気づかれないように取り入れたい。(マジョーレらしさ。)
その上に羽織るミドル丈のニットジレは、普通のブラウスに羽織る時とは違うニット×ニットでしか味わえない
密度の濃い調和を生み出す。
1の写真で使ったたっぷり感のあるコートを合わせれば、色合わせ、バランス感ともに
とても素敵な外出コーディネートが作られる。
 
 
3.ナイロンのとても軽い綿入りジャケット
P1640586P1640572 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリアの街角でよく見かけるナイロン素材のとても軽い綿入り ジャケット が、欲しかった。
この軽さのブルゾンは日本でもよく見かけるが、 きちんとしたジャケットイメージの、
でもスポーティ
 なものが欲しかった。
左写真のようにプントミラノのパンツと セットアップジャケット のように合わせたり、
右写真のように ジャケットレイヤード を楽しんだりする時、ブルゾンだと表現できない(繰り返しになるが、)
きちんと感が欲しかった。
試作を繰り返し、2年も経ってしまったが、ようやく完成してとても満足している。 
 
4.ベッチンのジャケット
P1640410P1640695 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

このシーズンの注目素材のベッチンで、ヴィンテージ風なミリタリージャケットを作った。
プントミラノのボトムとも、とても相性良く馴染む。
3のナイロンジャケットのところでも触れたが、
きちんとしているのにスポーテイに着こなせる 肩の力の抜けたジャケットは、
マジョーレらしさ の一つ。
このベッチンのジャケットは何も考えることなく羽織るだけで、そのイメージを作ることが出来る。
右写真のようにナイロンコートを合わせたコーディネートもとても素敵。
 

5.プントミラノでスーツ
P1640461P1640740 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私がプントミラノを大好きなのは、ウール素材にありがちなフラットで硬い感じに見えず、
女性らしい弾力のある柔らかさを作ってくれるから。
このダブルブレストのマリンジャケットも、とても柔らかい雰囲気で仕上げることが出来た。
この きちんと感とスポーティさ が交差したイメージが、私が大好きな港町で見続けた健康的で
格好いいイタリア女性のイメージ。
右写真のようにナイロンコートを合わせ、襟を立て、マリンスタイルで海辺を歩きたい。 
 
 
6.デイスプレイを見ながら考えました。明日、このスタイルで出掛けます。
P1640503P1640514 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
穿きごごち抜群のベッチンのパンツにシャツとニットを合わせ、その上からミドル丈のパーカを羽織る。
動きやすさ とマーシャのお家にお邪魔する時の きちんと感 を兼ね備えたコーディネート。
機能 としては、どれもシワにならないこと。
旅する時に一番気を遣うポイント。
 
 
 
 
P1640754. 
 
 

P1640758.

  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
お店のデイスプレイも整いました。
それでは、行ってきます。 
                                          吉田孔美

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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「雑誌と私」Vol.151

 
 
 
モード感たっぷりのファッションウィークをミラノとパリで過ごし、
その後、マジョーレコレクション2018のサンプルチェックの為、
メイン工場のあるいつもの港町に立ち寄った。
人影が少なくなった海沿いを散歩しながら、少しだけ想いにふけった。
「ミラノやパリは刺激的で大好きだけど、
ゆっくりとまどろむ時間を大切にするこの港町が私には必要だし、
年を重ねるにつれ、より大切になるだろう。」...と。 
 
 
  

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2週間のファッションウイークで洋服を見続け、昨日ロンドン経由で日本に戻った。
10日後にはまたイタリアに向けて、再出発。
その前に、新たに展開される秋冬第2弾のマジョーレコレクションを順を追ってコーディネートしていきたい。
今回は7ゲージのニット。
 
 
 
(1)肩に1mmラインの入ったラウンドネックニット
P1630826.P1630878. 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スポーツニュアンスのブーム。
マジョーレにとっては元々とても得意で、いつもコレクションのメインに取り入れてきたスタイリング。
目を凝らすと単調に見えないトレンドのメランジェ糸が、70年代後半のイメージを強調する1mmラインで
引き締められている。
スポーツラインのスタイリングにとって、最も気にしなければいけない高級感が醸し出されている事は言うまでもない。

 
 

(2)顎のラインを美しく見せるハイネックニット

P1630902.P1630917. 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イタリア女性の顔はとても小さい。
そんな顔がハイネックの中にすっぽりおさまるようなイメージは、私にとってとても憧れだった。
パタンナーのルイーザとニット担当のリンダが、見た目には分からないふんわりとした杯のようなハイネックを
実現してくれた。
それにより、日本女性独特の顎のラインもすっぽりと綺麗に見えるハイネックラインが完成した。
冬に暖かそうにハイネックにおさまるあのフェイスラインが、スタイル全体を斬新にしてくれる。
この秋冬、私が一番満足したアイテムの一つ。 
 
 
 

(3)バルキーニット 
P1630968.P1630998. 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
80年代後半に爆発的人気があったバルキーのニットが戻ってきている。
この冬の一押しトレンド。
アヴィエイタ―ムートンとコーディネートを組めば、さりげなく旬×旬を味わえる。
冬を待つ間は、ライダースブルゾンで楽しむ。
ボトムにはカーゴ系のものをさりげなく合わせたい。 
 
 
次回は、プントミラノ(ミラノ織と呼ばれるジャージー)のアイテムや別珍のアイテムをコーディネートしていきたい。
                                             吉田孔美

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「雑誌と私」Vol.150


 
 
P1610811明日から2週間のイタリア~パリ出張。
パリは2.5日間だけの展示会周り。
身軽で着崩れないアイテムを考えている。
  
 
 
 
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P1610488P1610736
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
持ってく物は、写真のように墨黒ニット、墨黒ストール、アイボリーのクレープパンツ2本(クラシックとスポーティなもの)、
靴2足(クラシックパンツにはベルベットのシューズ、スポーティなパンツにはスニーカーを合わせるつもり。)
 
 
 
P1610500P1610787
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
羽織物にはシャツブルゾンを持っていこうと思っている。
ただ、イタリアも既にとても寒いと聞いていて、もしかするとパリはもっと寒いかもしれない。
天気予報を見ながら、もし寒いようであれば一番上の日本出発時に着ていこうと思っている
フードロングコートを持っていくつもり。
 
 
 
P1610510
パリの展示会は会場と屋外の温度差が激しいので、
bestはやっぱり脱ぎ着のしやすい軽いストール、軽いシャツブルゾンのセットがいいな…。

 
 
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それでは、次回はイタリアからブログをお送り致します。
マーシャの撮影を約束しているのでとても楽しみ。
 
                                               吉田孔美 

             
 
 
 
 
 
 

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「雑誌と私」Vol.149

 
 

170818下版03_13-2017AW_DM_vol_1.indd14:00170818下版03_13-2017AW_DM_vol_1.indd20:00

アメリカ橋の手前のコンビニでミネラルウオーターを買い、
恵比寿駅に急ぐ。
歩く歩道の上を小走りしながら時計を見ると、
既に14時を回っている。
まずい、遅刻だ。
Hさんは優しい人だから5分くらいの遅刻は許してくれるだろうけど…
改札前にHさんがいた。
私に気付いて笑顔で手を振ってくれる。
私も5分の遅刻を申し訳なさそうにペコンと頭を下げた。
「じゃあ、行きましょう。」
長いエスカレーターを一緒に降りタクシー乗り場へ。
彼のオフィスに向かった。

 

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P1600926

 
 
 
ダブルブレストのジャケットがとても気になっている。
秋が深まるにしたがってコーデュロイや別珍などの素材の
羽織物が届く予定だが、
それらもダブルブレストの物が多い。
ダブルブレストという性格上少したっぷり目のブルゾン感覚で
軽く羽織れるのに、そのもの自体に迫力があるので、
ボトムにフェルパやジャージーなど
カジュアル感のあるものを持ってきても優しくまとめてくれる。
この秋大活躍しそうだ。
 
 
 
 
 
P1600793
 
 
 
このジャケットは1枚で着られるようにVゾーンがデザインされている。 
比翼になっているので、よりスッキリとしたジャケットコーディネートを
楽しむこともできる。
テーラードジャケットを各シーズン、必ずコレクションに盛り込みながら
テーラードジャケットそのものがそのシーズンのトレンドと
うまく絡むように何気なくデザインされているのもマジョーレらしい。 
 
 
 
  
  
 

 

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DMの色出しは紙質で全く違ってしまうから難しい。
16:50 色稿終了。
何度かの試験印刷でようやく納得のいく色出しが出来た。

 
 
 

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寒暖の激しい今、ストールはやはりとても便利だ。
左のストールはオリジナルで色出しをした、
この秋らしいグレー色のカモフラージュ。
グレーのフラノのパンツなどにもうまくコーディネートしていける。

 
 
 
 
 

 

 

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この後カメラマンのYさんとの打ち合わせがある。
Hさんのオフィスがある日本橋から丸の内に戻る前に、
タクシーに乗って人形町へ一直線。
甘党のYさんのために私の大好きな、どら焼き屋さんで手土産を買った。

 

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丸の内に戻り、
ジャケットスタイルからもう少しカジュアルなコーディネートに着替えた。
秋の夜に着たかった、たっぷりナイロンコート。
ファッションカメラマンのYさんに
このコートのボリューム感を自慢したかった。

 
 
 
 
 
 
 
 

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仕事柄、1日の中で多くの方とお会いする。
状況に応じた常識のあるスタイルを大人として心掛けたい。
でも、女性としての美しさや格好良さなどのお洒落感はキッチリと今のトレンド感を分量良く押さえるという心がけを
決して忘れないでいたい。

                                         吉田孔美
 
 

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「雑誌と私」Vol.148

 
 
 
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搭乗の合図が電光掲示板で点滅する。
読みかけの本はクライマックスだけど、
しおりを挟んでバッグに仕舞い込む。
椅子から立ち上がり、化粧室で前髪だけを簡単に整え、
そのままラウンジを出る。
ゲートまでは約8分。
見慣れたお土産屋さんの横をすり抜けながら足早に歩く。
久しぶりの日本。
丸の内のビルの谷間に、もう秋は訪れたのだろうか。
 
 
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12時間のフライトが始まる。
羽田にはお昼過ぎに着くから、直行してお店に立ち寄るつもり。
時差ボケと肌の乾燥で疲れた顔は隠せないけど、
着ているものはちゃんとしていたい。
ニットもパンツもシワになりづらいものを選んでおいた。
こんな機能的で、でも美しいアイテムも、
マジョーレが求め続けるもの。
多くの旅をする人には欠かせないアイテム。
  
 
 
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エレガントなイメージとスポーティなイメージを同時に表現出来、
尚且つシワになりづらい素材を何シーズンも追い続けている。
つまり機能として耐久性があり、見た目は美しいスムースなイメージの素材。 
トップスにもパンツにも適した素材をイタリアの生地屋さんが集めてくれた。
  
  
( 1 )
ジョーゼットの半袖ブラウスと前回でもブログで使ったサイドラインのパンツを合わせ、
エレガントなのにとてもスポーティにベースを作る。(どちらも非常にシワになりにくい。)
機内で寒さを感じた時は、この秋トレンドのエメラルドグリーンのカーディガンを羽織る。
移動でナイロンのパーカを羽織るときは、カーディガンをトートバッグのアクセサリーとして色付けする。

 

ベース

機内

機内


 
  
  
  
  
  
  
 
  
  
  
 
 
 
 
移動中

移動中


 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 

 

 

 
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ジャージーで求められるのは、穿き続けても膝が出ないつまり形が崩れない耐久性。
そんな素材だからこそクラシックなシーム入りパンツをモデルにしても機能と格好良さが両立できた。 
 
( 2 )
旅の間は14ゲージより12ゲージくらいのニットの方がシワにならず扱いやすい。
そこにジャージーのパンツを合わせ、ここでもエレガントなのにスポーティなベースを作る。
機内ではオリジナルのカモフラージュストールを肩から巻きながら寒さを防ぐ。
移動中はクレープのロングジャケットを合わせ、ストールはやはりトートバッグを飾るアクセサリーに。

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ベース


 
  
  
  
  
  
  
 
  
  
  
 
 
 
 
移動中

移動中

機内

機内


 
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
 
    
 
 
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飛行機や鉄道などを使い、揉みくちゃの中を移動をしながらも、目的地でお客様と会った時、
颯爽とした適切なイメージを保ちたい。
シワにならない機能と格好良いという外見が、密度の高いクオリティの中で表現されるアイテムは、
世界の空間がこれだけ小さくなった今、より必要となるだろう。
この秋もこの機能美に拘りながらコーディネートが作れるようコレクションを考えてきた。
この点も前述したが、マジョーレらしさだと思う。 
 
                                          吉田孔美
 
 
 

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