「雑誌と私」Vol.147

 
 
 
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老舗パスティッチェリア(洋菓子屋さん)エリーザのところで早めの朝食を済ませ、
海辺まで足を伸ばすのが日課となっている。
夏の香りが少しだけ消えかかるこの時期の朝の日差しは穏やかで、
海辺ですれ違う人達の数も少し増えたような気がする。
ヨットも夏の疲れを癒すかのように停泊場に連なり、
ご主人様にキレイに体(船体)を洗ってもらっている。
 
こんな光景を左側に見ながらまっすぐ歩き続けると、
大きなビーチに隣接したスポーツ施設が現れる。
ナディアもハマっているビーチテニスはとても人気で、
私も彼女達がプレーする姿を見るのがとても好きだ。
もっと正確に言えば彼女達の躍動する健康美を見ることが
とても好きということになる。
 
凛と伸びた背筋、
太陽と戯れながら気持ちよく日焼けした肌、
小動物のように俊敏な動きに対応できる筋肉と
プレーの動きを持続可能にするエネルギーを蓄えた
適度な脂肪をまとった彼女たちの体は、
とても美しい。
  
そんな彼女達がプレー後にトレンドのスポーツニュアンスを着こなし、
ビーチ沿いのバールに集まってカフェを飲んでいる姿は、
恐ろしく素敵だ。
 
 
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マジョーレが目指す美しさは、
女性本来が持つ自然な健康美だと思う。
私の顧客様のお嬢様で、
プロのテニスプレーヤー(現在は引退されている。)がいらっしゃる。
初めてお目に掛かった時、
私がいつも見てきた健康美をまとうイタリア女性とオーバーラップした。
彼女にマジョーレのアイテムをまとってもらい彼女の柔らかい笑顔を見た時、
私が追い求めてきた美の感覚に自信が持てた。

  
 
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一番上の写真で人形が着ているウエストシャーリングのブラウスに、
2番目の写真の人形が穿いているライン入りパンツを合わせ、その上からシャツブルゾンを羽織る。
残暑と秋の風に対応しながらスポーツマインドを楽しむ。
 
 
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フェルパのスポーツ感とシーム入りのクラシックな作りがMIXされたパンツは、
スポーツニュアンスを維持しながらもキッチリ感を出したいときにとても便利。
トップスにシンプルな、でもクオリティを感じさせるラウンドネックのニットを合わせれば、
品が良いスポーツコーディネートが簡単に出来上がる。
春から継続しているナイロンパーカを合わせ、海風と戯れる。
  
 
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ダブルヤーンで編まれたリボン付きニットも、健康美の前では決して甘くはならない。
ニットのロイヤルブルーの青味はモカシンとナイロンパーカのネイビーで引き締める。 
このようにデニムをスポーティーに穿きこなすコーディネートが、この秋もスタイリングの鍵となる。
  
 
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上の4枚はマジョーレコレクションのスタートでメインカラーにしたtaupe色と墨黒でコーディネートした。
スポーツを終えたママ達がバールで談笑しながらその周りをかわいい子供たちが走り回る、
私がよく見掛ける光景をイメージして作った、とてもお気に入りのコーディネート。
 
 
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元気で健康的で溌剌とした女性は、それだけで美しく、
このベースが洋服を素敵に着る上でとても大切だと、20年のイタリア経験で何度も感じた。 
上でお話したお嬢様のコーディネートをした後、
スポーツインストラクターの募集サイトにスタッフ募集をしたいと編集者にお願いしたが、
苦い顔をされ話をあやふやにされてしまった。 
日本にこの自然美といった感覚が再来するのは、いつだろう。
 
                                          吉田孔美 
 
 
 


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