「雑誌と私」Vol.183







I want to be myself.




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今回はジャケットのコーディネートの中でも
イタリアでよく見掛ける2つのバランスを見ていきます。

(1)

この人形のサイズは36(XS)です。この人形が着ているTシャツはLサイズです。
つまりトップスのインナーにたっぷりとしたボリューム感を持たせてあります。
気を付けたいのが、Tシャツの素材。
はり感のまったくない下にとろりと落ちる素材のものを選びます。
(決して横に膨らまないことが大切。)
そして羽織るジャケットをサイズ36(XS)にもどして、
ジャケットのフィット感とインナーのルーズ感、
そしてボトムのフィット感から生まれる3層のアンバランスを楽しみます。













 

ウォッシュのかかったデニムに霜降りグレーのTシャツをあわせ、
全体に青みのあるグレートーンを作ります。
その上からチャコールグレーを合わせ色合いをまとめます。

 

気になるキャメル色をオレンジ色と調和させます。ボトムの黒色で全体の膨張した色合いを引き締めます。


(2)

トップスは人形のサイズ36(XS)に対してXSサイズのTシャツを合わせ、
ボトムは人形よりワンサイズ大きい38のパンツを合わせ、
腰下にボリュームをもたせます。
このベースにサイズ36のジャケットを合わせ
コンパクトな肩線から腰にふんわりと広がりがあり、
なだらかにくるぶしに向け窄んでいくまゆ型のラインを描きます。













 

キャメルカーキのTシャツにこげ茶のボトムを合わせキャメルのジャケットで、
全体の色を馴染ませます。













 

9月に港町で必ずといっていいほど見掛ける色合わせ。
全体を白でまとめてグレー色を羽織ります。
日焼した肌色と清潔感のある白、そして落ち着きのあるグレーが
びっくりするくらい品の良いスポーティさを作ります。

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次回は、(1)と(2)で使ったベースに、
サファリジャケットとトレンチコートを合わせていきます。

吉田孔美       

    

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