「雑誌と私」Vol.195








笠井さんとの対談形式でスタートした2019年春夏の「雑誌と私。」
今回は色について、
その中でもロイヤルブルー(イングリッシュブルー)とマスタードイエローの
2色に焦点を当ててみます。
80年代や90年代のイメージが、新しいニュアンスでスタイリングされる今、
あの頃人気だったこの2色もキーカラーとして扱われています。
でも、実は着こなす上で難しい色だと私は思っていました。
そこで笠井さんとこの2色について考えてみました。




村松:お客様にロイヤルブルーやマスタードイエローをご提案しながら、難しい
   なって思うことが時折あるんですが、笠井さんはそんなことを感じたこは
   ありますか?
笠井:ありますよ。イタリアから送られてくる雑誌の切り抜きや、カラーの色合
   わせ見本に従ってコーディネイトするんだけど、うまくバランスがとれな
   いことがあるの。
村松:そんな時はどうするんですか?
笠井:いつも吉田さんにも言われるんだけど、やはり基本にもどります。
村松:基本って?
笠井:ロイヤルブルーにもマスタードイエローにも、もともと相性がいい色があ
   って、その分量を調節するっていうこと。つまり、お客様の美しさを一番
   引き出せる分量感を探すっていうことかな。
村松:なるほど、そうですね。よくあるマニュアル本に書いてある、肌や髪の色
   で相性の良い色を見つけるようなことって、実際にはうまくいかなくて、
   やはりその方の外見的な要素と、内面から出てくる全ての雰囲気と混ざり
   あいの中で完成するのが、よりバランスのとれたコーディネイトですもの
   ね。
笠井:そのぶん、何度もお客様にお着替えをして頂いたりすることもあって、そ
   の時はとても申し訳なく感じ、もっと勉強しなきゃと深く反省したりしま
   す。
村松:その点については120%同感です。

ということで、色合わせに焦点を当てながら笠井さんとAとBの人形を作ってみました。





(A)

(A)の写真の二体の中には、ロイヤルブルー(イングリッシュブルー)に合うBEST3色がコーディネイトされています。そのBEST3色とはプリントTシャツの中のベージュ、パンツの、スカートのオフホワイトです。人形の金髪の色やこのコーディネイトの中では使われていないグレーやカーキもあるけれど、まずは難しいところに行かず、初夏に向かって、基本のベージュオフホワイトとの分量でスタイリングしました。皆様もロイヤルブルーの色合わせに迷ったら、この3色との合わせをトライしてみてください。きっと雰囲気に馴染む色合わせが見つかると思います。



(B)

(B)の写真の二体は、マスタードイエローに合うBEST4色でコーディネイトしました。そのBEST4色とは、パンツの、襟元からみえるシャツの、そして右の人形が着ているワンピースのライトベージュ、ニットに使われているグリーンがたっぷり入ったブラウンの4色です。その他にもグレーやデニム色、カーキ系のグリーン等とも合わせられますが、複雑になるのでここでは基本のこの4色をご提案します。マスタードイエローがワードローブの中に取り入れられれば、ヴィンテージ感たっぷりで、今絶対試してみたいニュアンスが秋まで楽しめます。是非、上の4色の中から自分らしい色合わせを探してみてください。



そろそろ皆様のお手元に初夏のアイテムのDMがお届けできると思います。
次回は春のスタート時のアイテムと初夏のアイテムでコーディネイトを考えてみますので、お楽しみに。

村松 笠井

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