「雑誌と私」Vol.211






杉本学校第10回目です。 Vol.208の続きとなります。今回はファッションについて吉田さんとの対談です。

前回のあらすじ
吉田さんに春アイテムを選んでもらい、そこに夏アイテムを加え、最小限のアイテムで最大限の着回しをするテーマで勉強中の
ある日曜日、私の姉と街に出掛けました。そして、その時に彼女から「そのスニーカー変ね。」と言われてしまった。そこで私はなぜ姉がこんなことを言ったのかを私なりの見解で吉田さんに話した。吉田さんは「杉本さんはとても良い勉強をしたわね。そこにはファッションをどのように社会科学として、つまり社会現象として捉えるべきかという見解が含まれていますよ。是非この件について次の杉本学校で対談しましょう。」と言われた。

まずは春に選んでもらったアウターに、夏らしいトップスを選び、カーゴパンツをその噂の白いスニーカーと合わせた4枚の写真を添付します。


(1)ベース

ゆったりめのサイズで選んだトップスにカーゴパンツをルーズに合わせます。
吉田さんのコメントでは、「ここにくるくるっとストールを巻いても可愛いわね。」とのことでした。

(2)テイラードジャケットを合わせる

春に重厚感を感じたジャケットもこのベースの上から羽織ればこんなスポーティな印象に変化します。 吉田さんには「いつも同じコメントだけど、ミラノの女の子みたいね。」と言われました。

(3)ブルゾンジャケットを合わせる

ジップブルゾンとカーゴパンツの相性は相思相愛と言えるぐらいだけど、それはこのベースのスタイリングでも証明されました。
吉田さんには「ここにキャップ帽を合わせても素敵よね。」と言われました。

(4)フードパーカーを合わせる

カーゴパンツのカーキ色にフードのパーカーのベージュが調和します。インナーの長さがレイヤードを強調し(3)のカジュアルスタイルとは違ったニュアンスでスポーツスタイルが楽しめます。
吉田さんには「このままインナーを秋のニットに変えれば、秋一番のスタイルが完成しますね。」と言われた。


それでは本題のファッションについてです。

吉田さんコメント:
まずファッションという語源について考えてみましょう。
語源はラテン語でfactioからきていると言われています。イタリア語ではfareとなり、作るという意味です。
つまり、トレンドを作ることがファッションの意味なんですね。。
そこで一つの疑問が発生します。それは、、、『誰が・何処で・何のために』その流行(トレンド)を作るのかということです。
杉本さんどう思いますか。

杉本コメント:
あるテレビ番組を見たのですが、それは色についてだったんです。そこには各国から色を作る人たちがヨーロッパのある会場で2年後の流行色を決めるというものでした。何のためにといわれるとやはりビジネスの為でしょうか?

吉田さんコメント:
そうですね。ミラノでも先日素材展があったのですが、それは来年のつまり2020年秋冬の洋服を作る素材の展示会なんです。まだ2019年の秋も始まっていないのに、素材屋さんは来年の秋の素材を提案しているということですね。逆算すれば、その展示会の為に開発された素材は1年前から研究されたとしてやはり杉本さんのいう通り、2年前にはつまり、2017年に2020年の秋の話を始めていたということです。マジョーレのイタリアスタッフによれば、多くの素材屋さんが継続アイテムとしてジャージーやフェルパそして新しいところで言えば、フエルト(圧縮ウール素材)を提案していたということです。

杉本コメント:
ではこの時点ですでに来年の秋冬のトレンドが決まっているということですか?

吉田さんコメント:
いいえ、この時点では何にも決まっていません。ただ、わかることは多くの素材屋さんがこの先、ジャージーやフェルパ素材は継続的な人気素材として、そして新しいところで言えば、ウール素材が人気になるだろうなと考えているということです。
トレンド(流行・分析)をする上でこの先もジャージーやフェルパ素材で作られた洋服は、定番的に人気アイテムとして、そして新しい洋服アイテムとして90年代後半に流行ったようなウール素材をベースにしたものが流行ってくるかも。。。
というぐらいのぼやけた景色しか見えません。

杉本コメント:
何だかじらされているみたいですが、ではどんなところで色が見えてくるのですか。

吉田さんコメント:
こんな言葉はありませんが、勝手に名付けたファッション科学というような、分析手段を使うとするなら、この後も時系列でお話をした方が分かりやすいですよね。でも、このページだけで大変な読み物になってしまうので、今回はここまでとします。

杉本コメント:
えー、答えをまだ教えて頂けないのですか。。。
皆さん次回をお楽しみに。杉本




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