「雑誌と私」Vol.215






杉本学校2学期前の夏季補修授業です。
先日、店頭でお客様にVol.214での「それはまるで知っているのに知らなかった。」という意味について聞かれました。吉田さんにもう一度問い直し、私なりに解釈したものを今回はお伝えします。


吉田さんが色々お話して下さった中で、ネイビーブルーのニット例にお伝えしたいと思います。

吉田さんコメント:
いつもイタリアに訪れると素敵な女性がネイビー色のニットを着ているのを見かけるのね。そして時折知っているはずのネイビー色のニットがとても新鮮に見える時があるの。色が少しだけ茄子紺だったり、首元のリブがとてもルーズに編んであったり、ブークレ用の糸を14ゲージの細かさで編んであったり、例を挙げるときりがないんだけれど、ネイビーブルーのニットといっても限りなく、個性がそれぞれにあるのね。そしてそれらの個性を上手く取り入れながらのコーディネートはネイビーブルーのニットに新たな命を吹き込むような印象があるの。
これがまるで知っているのに知らなかった、ということなのよね。

こんなお話をいくつも違う事例で教えて頂けました。
その中でカーキと黒の色合わせのお話が印象的で実践してみたいと思い、人形で着せ替えをしてみたり自分で着てみたりしました。
気に入った写真を4枚準備しましたので、是非見てください。

カーキと黒の2色でコーディネート。
人形と私のスタイリングは色の分配率を変えました。
カーキと黒だけでもいろいろなバリエーションが楽しめるということは知っているのに気付かなかったことの一例です。

カーキと黒にほんの少しだけ白色を加えます。
人形ではスニーカーで、私が着ているスタイリングでは、インナーの白Tシャツを少しだけのぞかせてみました。

タイトなブルゾンをボリューム感のあるまゆ型のジャケットに変え、
ブルゾンのシャープさとは違った柔らかい雰囲気を同じ色合わせの中で作ってみました。他にも黒とカーキで色々試してみましたが、色の配分やボリュームの配分、そしてそれぞれのアイテムが持つ直感的な印象が様々に絡み合い、今の自分の気持ちに寄り添ってくれるスタイリングをこうして見つけていくんだなと実感しました。

また吉田さんへの質問がありましたら、店頭でそっと私に耳打ちしてください。
楽しみにお待ちしております。

杉本