「雑誌と私」Vol.202






杉本学校第5回目です。
前回は 靴の変化によってイメージを変えることにチャレンジにしましたが、
今回はクレープのパンツをカーゴパンツに変えてどのようなイメージ変化があるかチャレンジします。

吉田さんコメント:

『2001年頃だったと思うんだけど、いつものようにサンプルチェックのために、パタンナーの所に行ったのね。ここにとっても古めかしい軍服が置いてあったの。それでパタンナーの人にこれどうしたのって聞いたのね。パタンナーの人は教えてくれたわ。
「イタリアの多くのデザイナーたちがアイディアを見つけるため、ヴィンテージの洋服ばかり集めて置いてある博物館の様なショップがあって、ここにまるで図書館で本を借りるように、借り出しに行くのね。そこのものなのよ。」
そこで私も住所を教えてもらいそのヴィンテージコレクションを見るために出掛けたの。館に入るなり、少し古臭いというか、かび臭いというかヴィンテージ独特なにおいがして少し頭がくらくらしたけれど、とても楽しかったわ。そこの館のフロアーにミリタリー系のジャケットやパンツばかりが置いてあるスペースがあって、それにはとても驚いたわ。そこで、イタリア人スタッフに何でこんなにもミリタリー系のアイテムが人気があるのと尋ねたの。その答えはとても面白くて、「軍服の中にこそ威厳を保つ風格と美しさと機能を兼ね揃えた、洋服にとってもっとも大切な3つの要素が含まれているからですよ。」と教えてくれたの。
そこからイタリア女性があんなにもかっこよくどんな時もカーゴパンツを穿けるのかなって思い始めたの。そしてそれが私達がカーゴパンツやジョッパーズを必ずコレクションの中に入れるきっかけになったの。つまりカーゴパンツの中にはカジュアルなんだけど、とても美しく見せてくれるエレガントな要素が含まれているのね。だから、クレープのパンツと同様、様々なトップスと素敵な雰囲気をこさないままコーディネートをすることが出来るのね。まぁうんちくはこんなところで、早速穿いてみましょう。」

(1)テイラードジャケットとカーゴパンツ

足元はヒールのままカーゴパンツに穿き替えてみました。
テイラージャケットのきちんと感を残したまま、ヒール靴の大人っぽさも保たれています。
カーゴパンツがこんなにもエレガントであったことを再確認しました。

(2)ジップブルゾンとカーゴパンツ

吉田さんにマーシャをやってみましょうと言われ、足元はスニーカーのまま、カーゴパンツを穿いてみました。ミラノで見かける女の子の様と言われましたが、正直ピンときていません。でも素直にこのスタイル自分にもとても似合っていると思います。

(3)パーカーブルゾンとカーゴパンツ

ナイロンのパーカーブルゾンのスタイルは週末のリラックス感がそもそもあるので、スニーカーではなくヒールで少しだけ緊張感をあたえてみました。
かっこいいお姉さんという感じでこれも私らしいなと思います。

次回は大判のカモフラージュ柄のストールをコーディネートしていきます。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.201







杉本塾第4回目です。
今回も私の仕事中心ワードローブの着回しチャレンジです。
吉田さんのイタリアでの様々な経験から導き出される「感性の理にかなった」アドバイスと共にお送り致します。

吉田さんコメント:

「私がはじめてイタリアに行ったのは26年前、まだリナーテ空港がメインの就航地で、夜のミラノにオレンジの明かりが灯った空港から市外へ向かうタクシーの中から見た光景を今でも思い出すわ。その時からイタリアの様々な街を通してイタリアの洋服を見続けてきたのだけれど、時折大きく流れが変化する時期があり、この変化の象徴アイテムの一つとしてスニーカーがあるの。ミラノで有名なビックブランドがナイロン素材で出来たコレクションを発表し、それが世界的に洋服の中にスポーツマインドを取り入れさせるきっかけになったと思うの。その時から世界中のデザイナーがスポーツギア―をファッションの中に取り入れ、ドイツの有名なファッションデザイナーがドイツの有名なスポーツギアーと提携してスニーカーをコレクションの中で発表したの。それが20年前。この頃からミラノのお洒落さんたちがウールやクレープなどのクラシックパンツにスニーカーを合わせて、街角を闊歩するようになったのね。そしてイタリアではこのスタイリングは定番になったわ。
杉本さんもヒールを脱ぎ捨てて、このクレープのパンツにスニーカーを合わせて見て。。。」

ということで、順番にトライしていきます。

前回のブログでもお書きしましたが、テイラージャケットは堅苦しいアイテムだと思っていました。それをボーイッシュな丸首Tシャツと合わせ、このTシャツの裾をジャケットより長くし、レイヤードを作り、それだけでもジャケットが身近に感じたのに、このスニーカーのとの組み合わせはとてもエレガントなのに少し甘さもあり、テイラードジャケットがより身近に感じるようになりました。 ヒールで足が痛くなる方もこのスニーカースタイルならば楽ちんですね。
私このスタイリング大好きです。

ジップのブルゾンバージョンも足元を変えてみました。
こうして見ると、ブルゾンの色とパンツの色を同色にしておいた方が、エレガントさが保たれる中でイメージが変えやすいという吉田さんのアドバイスがよく理解できます。足元をスニーカーに変えただけでも大きなイメージチェンジになりますね。仕事が出来るという感じ、つまり健全で前向きなイメージがスニーカーというカジュアルなアイテムを合わせても伝わってきます。
このスタイリングも大好きです。

週末バージョンも足元を変えてみました。
クレープのパンツがエレガントさを保っています。こんな感じでお家の近くの堤防沿いを散歩したい気分になります。本当は大好きなワンちゃんと一緒に散歩できるといいのにな。


吉田コメント:

「このスニーカーバージョンも杉本さんとても似合ってますね。まるで、イタリアで見かける健康的でハツラツとした笑顔の似合う女性のようです。打ち合わせの時の、マーシャもいつもこんな感じですよ。こんな女性が日本の街でも普通に見かけられるよう、杉本さん頑張ってね。

次回はクレープのパンツをカーゴパンツに変えた着回しチャレンジです。
お楽しみに。
杉本

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「雑誌と私」Vol.200


杉本塾第3回目です。
今回の吉田さんへの質問は 「私は仕事中心の生活をしています。
そんな女性が、春から初夏にかけて上手く着回しを楽しみたい場合、杉本的に言いかえるならば、最小限のアイテムで最大の着回し効果を楽しみたい場合、何に注意してアイテムを選べば良いのか教えて下さい。」です。


それではまず、吉田さんからの回答を簡潔にまとめてみます。

吉田さんからのコメントは、次の5つのポイントに注意することでした。

(1)きちんと感をとても大切にする仕事の現場から、少しカジュアルな装いが許される仕事の場面まで、幅広く対応できるジャケットとパンツからなるスーツをベースに選ぶこと。
(2)で選んだスーツのパンツと対照的なイメージのパンツをもう一本選ぶこと。
(3)のスーツのジャケットとは全くイメージの違うトップスを2着選ぶこと。(一つはカジュアルな仕事アイテム、そしてもう一つは週末のカジュアルをイメージして。)
(4)きちんとした場面でも、カジュアルな場面でも対応できるヒール系の靴とスニーカーの2足を選ぶこと。
(5)圧倒的にコーディネートの幅を広げてくれるカモフラージュ柄の大判ストールを準備すること。

ということで吉田さんのアドバイスを考慮しながら次のアイテムを選んでみました。

(1)ジャケット

(1)のクレープのパンツ 

(2)のパンツ

(3)のブルゾンA

(3)のブルゾンB

(4)のヒール系

(4)のスニーカー


(5)カモフラージュ柄の大判ストール

それでは具体的に(1)~(5)を見てコーディネート写真で見ていきましょう。

スーツを着てみました。吉田さんから受けたアドバイスは杉本さんらしくスポーティさを残すために、襟の詰まった丸首の白Tシャツをインナーに合わせること。そしてそのTシャツのクオリティーはスーツのクオリティーを下げないようにしっかりした密度の重い、Tシャツにすることでした。テイラードジャケットが固いアイテムだと思っていた私がその思いを変えてしまうようなコーディネートでした。
テイラードジャケットがこんなにもスポーティーに着れるなんて思ってもみませんでした。これなら私にも着れると素直に感じました。

テイラードジャケットからコットンジップブルゾンに変えました。このジップブルゾンは紺色もあったので、その方がテイラードジャケットと色が違い、着回しには良いのかなと思っていましたが、吉田さんのアドバイスによると、

(1)テイラードジャケットとは形がまったく違う。
(2)素材がコットンでマットな質感な為、同じ黒でもテイラードジャケットの光沢のある黒とは全く違い、イメージが180度異なる。
(3)コーディネートをするとき出来るだけトップスとボトムスの同じ色に合わせた方が着回ししやすい。

ということで黒のジップブルゾンになりました。確かにコーディネートしてみるとテイラージャケットの時よりも、カジュアルさも増し、でもパンツと同色であるが故、きちんと感を保つこともでき、少しカジュアルな場面での仕事現場には最適なコーディネートとなりました。

次にコットンブルゾンをナイロンのショートパーカーに変えました。
思い切りカジュアルなイメージを作る為、この場合は黒色もあったのですが、色をパンツと統一せず、トレンドのベージュ色を選びました。
というのは吉田さんが週末の装いはどこか外しておいた方が、リラックス感が出ることと、手持ちのジーンズやフェルパのパンツとの色合わせを考えた時、アウター単体でトレンド感を思い切り押し出せる色が良いとのことだったからです。Tシャツ・パンツ・ヒールのイメージをこんなにカジュアルにするなんて、このショートパーカーの威力には驚きです。


このシリーズは結構長くなってしまうので今日はここまでとさせて頂きます。
次回のブログは靴が変わり、ボトムが変り、大判のストールも登場します。
どんどん変化するコーディネートを是非お楽しみください。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.199





今回のテーマは「フェルパジャケットを3つのイメージで着るです。
スポーティなフェルパ素材でできた
今年らしいシルエットのジャケットが入荷しましたので、
それを使って笠井さんといくつかディスプレイを作ってみました。



(A)スポーツ

スポーティーな着こなしは、大人女性が健康的に見られ、トレンドが程よく取り入れられるお勧めのコーディネートのひとつです。(A)で合わせているパンツは同じフェルパ素材で作られ、ややゆったりとしたテーパード型。全体のシルエットも今年らしいエッグラインを描いています。ここでのポイントはきちんと丈感を合わせていくこと。袖口は2、3回ロールアップして少しラフなニュアンスを残し、パンツは丈つめをして、同じくらいの肌の分量を見せます。きちんと合わせることによって、より大人らしい軽快なスポーティーさが出せると思います。



(B)サファリ

(C)サファリ

サファリのイメージは、夏の日差しが出てくるとつい着たくなってしまいます。(B)の写真のように、後染めのフェルパ素材のドライな質感に、キャンバスベルトやTシャツを合わせていくと、さりげなくサファリっぽさを出せますね。(C)の写真もカーゴパンツのドライな質感を合わせています。(B)も(C)も合わせているカーキ色がグレーがかっているので、フェルパジャケットのグレーベージュ色とぴったりと合ってきます。どちらも質感や色のトーンを合わせることによって、すっきりとまとまると思います。




(D)マリン

最後はマリンスタイルです。週末に友人との旅行をイメージしてコーディネイトしました。キャンバス地のセーラーパンツは移動中もリラックスして穿けて、旅先でもきれいなラインが保たれます。インナーに合わせたTシャツがやや裾に広がり、テーパードパンツのラインと合わさると、ここでも繭型が完成されます。マリンな雰囲気とトレンド感が程よく入った着こなしになりますね。

今回は、フェルパジャケットをスポーツ、サファリ、マリンのイメージでのコーディネイトをご紹介しました。次回またお楽しみ頂ければと思います。

村松 笠井

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「雑誌と私」Vol.198





杉本学校第2回目は、

「旬のトレンドを表現できる一押しアイテムはなんですか?
そしてそのアイテムの着方を教えて下さい。」

今回は吉田さんにこんな質問を投げかけてみました。

吉田さんのコメント

『マジョーレ的に大人の女性が仕事でもプライベートでもフル活用でき、
そして知人から通りすがりの人まで、「感じのいい旬のものを着ているわね。」と思ってもらえるアイテムなら、まゆ型のロングパーカーかな・・・。』
と答えが返ってきました。
ということで、吉田さんにアドバイスを受けながら、カジュアルなバージョンを村松さんに着てもらいました。

(A)ノーマル丈のインナー

まずはインナーにノーマル丈のニットを合わせたもの。
鎖骨から足元のくるぶしにかけゆったりとしたまゆ型のラインが作れるよう、
ボトムを選びコーディネートしていきます。

(B)お尻が隠れるたっぷりとしたインナー

インナーにたっぷりボリュームのある、お尻が隠れるほどのTシャツを合わせる場合、この時も鎖骨から足元のくるぶしにかけゆったりとしたまゆ型を作っていきます。

カジュアルに、身長の高い人も低い人もインナーのバランスを考えながら、
全体として鎖骨からくるぶしまでゆったりとしたまゆ型を作るボトムを選ぶことがこのコーディネートの成功のもとでした。

(C)難しい例

コートの裾の周囲より大きなボリュームのスカートを合わせる時は注意が必要です。村松さんは身長が167㎝で、このボリューム感でのスカートでもぎりぎりスタイリング出来ています。でも杉本さんの身長だと恐らく難しくなっていくと思います。スカートに重さが出過ぎて、まゆ型のコートのラインが消え、裾の方に重心がかかり過ぎる感じになるからです。とても寒い冬ならばまだしも、初夏のコーディネートとしては重過ぎる感じになると思います。
「杉本さん、村松さんと同じスタイリングを着てみますか?」

(D)ということで・・・1

吉田さんの言う通りまゆ型が消え、Aラインになってしましました。
重心が下がり膝下が重くなり、洋服に着られている感じです。
「それではどのようにすればまゆ型コートの良さと軽快感をスカートとのコーディネートで楽しめますか?」
「杉本さんの身長のバランスならばこのコートの裾よりも幅の狭い、そして少し膝下が隠れるぐらいのスカートを選ぶとバランスがとれてくると思います。
ちょっと着てみましょうか?」

(E)ということで・・・2

裾幅がコートよりも小さい台形型のニットスカートを選び、
鎖骨からくるぶしにかけ、出来るだけまゆ型のイメージが保たれるようコーディネートしました。
吉田さんにも「バランスが良くなりましたね」っと言って頂けました。

(F)仕事場にて

コンパクトなジャケットの上からこのコートを羽織ります。
60年代や70年代のスタイリングがブームの中ではコート自体がとてもコンパクトなので 、コートをジャケットの上に羽織るコーディネートがしづらかったのですが 、80年代のニュアンスをもつこのコートならば、ジャケットの上から羽織れる実用という点でも便利さが楽しめます。 

(G)ジャケットの上からパーカーコートを羽織る

ジャケットは70年代後半イメージのコンパクトな作り。その上から80年代のイメージたっぷりのまゆ型パーカーコートを合わせます。
時代をミックスするコーディネートも楽しめ、気付かれないほど何気ないトレンド遊びが感じられる大人コーディネートが出来ましたね。
吉田さんから高評価を頂きました。私もとても気に入りました。

ということで、まゆ型ロングパーカーコートの着こなしを今回は教えて頂きました。吉田さんありがとうございました。
次回も素朴な質問から様々なコーディネートを教えて下さい。
杉本

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「雑誌と私」Vol.197

 

はじめまして杉本由祈子と申します。

この度、マジョーレでスタイリングMDに携わる仕事を始めることになりました。

笠井さんや村松さん両先輩に色々教えて頂きながらお客様に最善の接客が出来ますよう頑張って参りますのでよろしくお願い致します。

今回からスタートする私のブログは、吉田さんにヒントを与えてもらいながら、笠井さんと村松さんが「雑誌と私」の中で提案するテーマを実際に私がチャレンジするというものです。

吉田さんに“杉本学校”と名付けてもらいました。

そして今回、第一回目のテーマは、Vol.195の「ロイヤルブルーとマスタードイエローを取り入れる」です。

それではお付き合い、宜しくお願いします。

ブログVol.195の中で、マスタードイエローの色合わせには、白・ベージュ・黒・焦げ茶が最も有効な色合わせとなり、私もそれに従って、アイテムをピックアップしました。

スタイリングイメージは今シーズンの旬のトレンドである、メキシカンを「何気なく取り入れてみては?」と吉田さんに言われたので、是非と答えました。

しかし「何気なくメキシカン….?」全く理解不能でした。

吉田さんにアドバイスを求めたところ、「それのトレンドを印象付けるアイテムを1つどこかにさりげなく取り入れることが近道よ!」と教えてもらいました。

そこで、メキシカンな細工が施されたベルト、

それもマスタードイエローに合う焦げ茶を使うことにしました。

靴もアンクル丈の焦げ茶のブーツにし、ここでも少しエスニックなイメージを醸し出しました。

本体には、マスタードイエローで乾いた大地のイメージがするワンピースを着て、

その上から丸みのあるボリューム感を楽しめる黒のトレーナーを合わせました。

カラーはマスタードイエロー×黒×焦げ茶で、私の肌の色、髪の色にもよく馴染んだと思います。

とても気に入るスタイリングが出来ました。

吉田さんにも「とてもよく似合っているわね」といわれ、とても嬉しかったです。 

次にこの丸みのあるトレーナーを着まわして、ロイヤルブルーのコーディネートにチャレンジしてみました。

フィット感のある黒デニムにバイカーブーツを合わせネイビーの靴下を少しだけブーツの上に見せました。

その上から、ロイヤルブルーのサファリジャケットを合わせ、シンプルにロイヤルブルー×黒でサファリなイメージを作りました。

ボーイッシュな装いがとても品よくでき、このコーディネートもとても気に入りました。

イタリアの地方都市にはそれぞれその地域の旗があり、その中でロイヤルブルー×イエローという組み合わせが良く使われていると、吉田さんから聞きました。この色合わせを応用して、このマスタードイエローにロイヤルブルーを合わせてみました。吉田さんにどうですかとお聞きしたところ、“とてもヨーロッパなコーディネートですね”と言われました。“足りないのは日焼だけですね”と、そのアドバイスに何とも微妙な気分になりましたが、とても素敵なコーディネートが出来て、このスタイルでマジョーレに出勤してみたいものだと感じました。

今回これらの写真を撮る為に襟開きやウェストのシェイプ感、ブーツの外に出す靴下の長さ、靴の感じなど調整するのに何度もやり直し、とても時間がかかりました。

同じアイテムを合わせるにしても、バランスによってこんなに違うのかと笠井さんと村松さんの対話を思い出す一日でした。

次回もまた、「杉本学校」頑張ります。


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「雑誌と私」Vol.196



今回のブログは前回お伝えした通り、
「春のスタート時のアイテムを初夏らしく着こなす。」
をテーマにお送り致します。
笠井さんと一緒に店頭の人形をこのテーマで着せ替えました。
是非ご覧ください。




(A)

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は P1940407.jpg です



イタリアの女性にとってサファリニュアンスは、初夏を思わせるコーディネイトで必須ですが、それを今シーズン注目の復活アイテムカーゴパンツと80年代に欠かせなかったアンコンジャケットでコーディネイトしました。
気を付けたいのは、ラフさときちんとさがバランスよく交わること。ポイントは、Tシャツのクオリティ。密度の重さを感じさせる質感があるTシャツは、スーツにもなるジャケットのきちんとさとカーゴパンツのラフさをうまく繋げます。





(B)



5月になり、少し日焼けを始めた健康的なイタリア女性が、さらっとシャツ襟のブルゾンやボンバーブルゾンをフレアスカートに合わせるコーディネイトは、吉田さんから送られてくる写真の中で時折見掛けるコーディネイトです。これを参考に上のスタイリング(B)を作りました。ここで気を付けたことは(A)のスタイリングと着回しが出来ること。(B)のスカートは(A)の写真のジャケットと同素材のもの。(A)のジャケットと合わせれば、きちんとしたスーツとしてコーディネイトできます。(B)のシャツブルゾンに(A)で使ったカーゴパンツを合わせれば、サファリなイメージをより強化できます。
Tシャツはやはり、先ほどのお伝えした通り密度の重い、質感のあるものをここでも使用します。どこまでもカジュアルだけど、きちんとしたイメージを作り上げます。




(C)



(A)(B)と甘さを抑えたスタイリングを作りました。ということで、ここでは少しガーリッシュなイメージを作ってみます。可愛らしいイメージを求める日本女性には、とても有効なコーディネートになると思います。
プレッピーな(学生っぽい)V襟ニットにフェイクレザーのフレアースカートを合わせ、部活動の時に着たようなショートブルゾンを羽織れば、70年代の学生生活をテーマにした、アメリカ映画の主人公の様なコーディネートが完成します。






(D)



(C)とは対極的なマニッシュなスタイリングを作ってみました。体育の時に着た前ジップのトップスをイメージさせるルーズ感のあるシャツを、これまた体育の時に穿いていたようなフィット感のあるジャージーのテーパードパンツに合わせ、甘さを完全に取り除きました。その上からたっぷりめのシャツジャケットを合わせれば、吉田さんが送ってくれた雑誌の切り抜きにある、郊外で週末を楽しむ知的な大人女性のコーディネートが完成します。




(E)


最後は、イタリアのママをイメージしたコーディネート。体よりも大きなリュックを背負って学校に行く小さな子供の手を引く素敵なお母さん達のコーディネートがとても参考になります。
そこでこのコーディネートは、ママ同士の間で品の良いお洒落感を出すために、トレンド感のあるロングパーカーとフェルパのスカートを何気なく取り入れています。目立たないけれど、トレンドに敏感な人たちが見ると納得できる大人の謙虚なトレンドの取入れ方は日本のママたちの生活習慣にもとてもマッチしていると思います。勿論、このフェルパのスカートをデニムやカーゴパンツに替えれば、よりイタリアのママになれますね。

次回は、私達の仲間に加わった杉本さんが登場します。お楽しみに。

村松 笠井




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「雑誌と私」Vol.195








笠井さんとの対談形式でスタートした2019年春夏の「雑誌と私。」
今回は色について、
その中でもロイヤルブルー(イングリッシュブルー)とマスタードイエローの
2色に焦点を当ててみます。
80年代や90年代のイメージが、新しいニュアンスでスタイリングされる今、
あの頃人気だったこの2色もキーカラーとして扱われています。
でも、実は着こなす上で難しい色だと私は思っていました。
そこで笠井さんとこの2色について考えてみました。




村松:お客様にロイヤルブルーやマスタードイエローをご提案しながら、難しい
   なって思うことが時折あるんですが、笠井さんはそんなことを感じたこは
   ありますか?
笠井:ありますよ。イタリアから送られてくる雑誌の切り抜きや、カラーの色合
   わせ見本に従ってコーディネイトするんだけど、うまくバランスがとれな
   いことがあるの。
村松:そんな時はどうするんですか?
笠井:いつも吉田さんにも言われるんだけど、やはり基本にもどります。
村松:基本って?
笠井:ロイヤルブルーにもマスタードイエローにも、もともと相性がいい色があ
   って、その分量を調節するっていうこと。つまり、お客様の美しさを一番
   引き出せる分量感を探すっていうことかな。
村松:なるほど、そうですね。よくあるマニュアル本に書いてある、肌や髪の色
   で相性の良い色を見つけるようなことって、実際にはうまくいかなくて、
   やはりその方の外見的な要素と、内面から出てくる全ての雰囲気と混ざり
   あいの中で完成するのが、よりバランスのとれたコーディネイトですもの
   ね。
笠井:そのぶん、何度もお客様にお着替えをして頂いたりすることもあって、そ
   の時はとても申し訳なく感じ、もっと勉強しなきゃと深く反省したりしま
   す。
村松:その点については120%同感です。

ということで、色合わせに焦点を当てながら笠井さんとAとBの人形を作ってみました。





(A)

(A)の写真の二体の中には、ロイヤルブルー(イングリッシュブルー)に合うBEST3色がコーディネイトされています。そのBEST3色とはプリントTシャツの中のベージュ、パンツの、スカートのオフホワイトです。人形の金髪の色やこのコーディネイトの中では使われていないグレーやカーキもあるけれど、まずは難しいところに行かず、初夏に向かって、基本のベージュオフホワイトとの分量でスタイリングしました。皆様もロイヤルブルーの色合わせに迷ったら、この3色との合わせをトライしてみてください。きっと雰囲気に馴染む色合わせが見つかると思います。



(B)

(B)の写真の二体は、マスタードイエローに合うBEST4色でコーディネイトしました。そのBEST4色とは、パンツの、襟元からみえるシャツの、そして右の人形が着ているワンピースのライトベージュ、ニットに使われているグリーンがたっぷり入ったブラウンの4色です。その他にもグレーやデニム色、カーキ系のグリーン等とも合わせられますが、複雑になるのでここでは基本のこの4色をご提案します。マスタードイエローがワードローブの中に取り入れられれば、ヴィンテージ感たっぷりで、今絶対試してみたいニュアンスが秋まで楽しめます。是非、上の4色の中から自分らしい色合わせを探してみてください。



そろそろ皆様のお手元に初夏のアイテムのDMがお届けできると思います。
次回は春のスタート時のアイテムと初夏のアイテムでコーディネイトを考えてみますので、お楽しみに。

村松 笠井

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「雑誌と私」Vol.194





お店のディスプレイを変えましたので、
コーディネイトをいくつか見ていきたいと思います。




<村松> 前回までのマーシャのコーディネイト写真にシルエットの話がありましたが、このIラインのシルエットもまた今シーズンらしいですね。
<笠井> ブルゾン自体がIラインのシルエットで、この適度なコンパクト感がすごくいい。
<村松> 潔くシンプルな合わせに色も絞って、インパクトがでますね。



<笠井> このコーディネイトもまたIラインのシルエットだね。
<村松> ジャケットの今っぽい形がタイトなボトムを合わせても、古くならないスタイルになるんですね。
<笠井> 定番的なアイテム同士の合わせは、形とサイズ感が重要だよね。




<村松> 今年らしいシルエットとボリューム感が一枚で出せるアウターですね。
<笠井> マーシャが着ていたテーパードパンツもいいけど、こんな太いクロップドパンツを合わせるのも、新鮮なバランスになるね。



<笠井> 1つ前の写真と全く違ったコーディネイトだけど、これも同じボリュームのあるマユ型になってるね。
<村松> このフェイクレザーのスカートもショートブルゾンも梅雨時期まで着られて活躍しそうですね。



<村松> 定番アイテムになりつつあるサファリジャケットですね。
<笠井> 今の時期はアウターとして着て、インナーをもっと軽くしてシャツのように一枚で着るのもいいよね。



<村松> 前回マーシャがチョーク色のインナーに合わせていて、すごく洗練された色合わせでしたが、黒との合わせもまたいいですねー。
<笠井> やっぱりこのマスタード色欲しい!



<笠井> カーゴパンツ欲しいけど、私の年齢で着るのには少し抵抗があるのよね。
<村松> 上質感が見て取れるアイテムを合わせていけば、子供っぽくならずに痛々しくなく、大人が取り入れられるのでは?
<笠井> そうだね、こんな風に合わせれば私もトライできるかも。



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「雑誌と私」Vol.193





引き続き、マーシャから届いたコレクションの写真を見ていきたいと思います。



2019 Spring Summer Collection

<笠井> 春らしい淡いトーンの色合わせ、マーシャの日焼した肌がよく映えるね。
<村松> 難しいと思われがちなベージュですが、私達日本人の肌に合うように色を染めているので、日焼けとは無縁の私にも大丈夫でした。
<笠井> Vネックに沿ったオフホワイトのラインも効いているよね。

<村松> 上のベースにコットンのサファリジャケットを合わせていますね。中の色を揃えてコントラストを効かせた羽織をもってくると、淡色なのに縦長ですっきり見えます。
<笠井> このマスタード色って、ダークトーンにも馴染んで使いやすいよね。
<村松> たしかに、黒や焦げ茶と合わせてもいいですね。

<村松> 同じチョーク色で染められた長袖カットソーを合わせて、上品な大人っぽいスポーティスタイルですね。そして、本当にこのカットソー着心地がいい。
<笠井> 私もこれセットアップで欲しい!
<村松> トップスとボトムスの色を揃えて持っていると、あれこれコーディネイトを悩まなくて便利ですよね。

<村松> この色合わせ、すごく洗練されてて素敵です。
<笠井> チョーク色もアウターのマスタード色も大人っぽくて、他ではなかなかない色だよね。








2019 Spring Summer Collection

<笠井> 今シーズンのVネックニットは、ネックのラインに沿ってマスタードとチョーク色が施されてるんだね。シンプルだけど、一枚で華やかになる。
<村松> ラインの色とボトムの色をリンクさせて着るとまとまりよく見えますね。

<村松> コットンナイロンの素材でできたショートブルゾン。本当にバランス良く、マユ型が作られるコーディネイトですね。
<笠井> 今年らしいボリューム感をこんな風にうまく取り入れたいね。







2019 Spring Summer Collection

<笠井> 少し着丈の長いダンガリーシャツをスポーティなパンツに合わせるのも、マーシャらしいコーディネートだね。
<村松> カジュアルなアイテムを大人っぽく綺麗に着ていますよね。
<笠井> 袖やパンツのきちんと合わせた長さと、サイズ感がポイントだね。

<村松> これから入荷予定のフェルパ素材できたノーカラーブルゾンを合わせていますね。
<笠井> このアイテムもまたたっぷりとしたシルエットだね。
<村松> 同型のカーキ色のコットン素材で、すでに展開していたものと、素材が変わると随分印象が違いますね。

<笠井> 先ほどのショート丈も可愛いけど、たっぷりしたロング丈もすごい可愛い! 
<村松> 笠井さんが冬に着ていたムートンフードのコートと似たラインですね。
<笠井> 少し張り感のある素材だから、たっぷりとしたAラインのシルエットが出て、これ一枚で今シーズンっぽくなる。

<村松> この緩やかに裾に広がるラインもまた今シーズンらしいですよね。
<笠井> 先ほどのコーディネイトもそうだけど、ボリューム感も程よくていいよね。
<村松> シンプルなアイテムこそシルエットとボリューム感をアップデートしていきたいですよね。

<笠井> コントラストがつくアウターの色を合わせるとボリューム感がわかりやすく出るね。
<村松> やはり全体のバランスってすごく大事ですよね。
<笠井> 身長も骨格もそれぞれだから、いいバランスを見つけだしたいよね。



<村松> こんな発色のピンク色、珍しいですね。
<笠井> こういった色って、少し挑戦っていう感じがしちゃうけど、黒と合わせたり、スポーティに着ればいいんだね。
<村松> 前に登場したフードのついたアウターと同じコットンナイロンの生地で、ドライな質感がカジュアルにも合わせやすいんだと思います。

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