「雑誌と私」Vol.206




今回のテーマは「梅雨と夏の羽織りもの」です。

梅雨に入り、気温の寒暖差や冷房の効いた室内での温度調整等を理由に
羽織りものをお探しになるお客様が増えてきました。
その中で、羽織りものを取り入れたコーディネートについても
ご質問を多く頂いております。
そこで今回は
「梅雨の肌寒い日のアウターとして」、
「夏の冷房対策として」、
「ノースリーブを着た時に肩を覆うものとして」という状況を想定して、
笠井さんと店頭のディスプレイを変えてみましたので
早速見ていきたいと思います。


(A)

春の立ち上がりにアウターとして活用していたサファリジャケットは、くるくるっと袖をロールアップしてたくし上げると、まるでシャツのような軽快さで着られます。ドライな質感が湿度の高い梅雨の時期にさらっとした着心地と軽さをもたらしてくれます。



(B)

ブログvol.199 で着回しをご紹介したフェルパのジャケット。スポーティで柔らかなフェルパに張り感のあるシアサッカースカートとの素材のコントラストが、季節の変わり目にはうまく調和してくれると思います。爽やかな印象は保ちつつ、ひんやりとした雨の日にも、また夏のきんきんに冷えた冷房の下でも対応してくれます。



(C)

サファリジャケット、フェルパジャケットに比べて素材の軽い、アイスヤーンというシャリ感のあるコットンニットのジャケット。写真のようにフェルパパンツと合わせてスポーティなスタイルにも、クレープ素材や同素材のスカートに合わせると、きちんとしたジャケットのスタイルにも変えられますね。



(D)

シアサッカーでできたジャケットは夏の羽織ものとして最もお勧めです。ここ数シーズン多く出ているビッグシルエットは肌にまとわりつくことなく、風をたっぷり通してくれます。旬なシルエットとバランスを取り入れながらも、やりすぎていない大人なジャケットスタイルになっていると思います。



(E)

一年を通して活用できるカットソーのサファリシャツ。真夏の日差しの下でもなかなかノースリーブ一枚では着られないという方にお勧めです。カーディガンのように、ストールのように肩からさらっと羽織れます。また冬にはニットのインナーとしても活躍してくれます。



(F)

夏の休暇のリゾートスタイルに一枚で心地よいノースリーブのリネンワンピース。シャツを羽織れば、街中にもよく馴染むワンピーススタイルになります。写真のようにサンダルを合わせたり、スポーティな足元にしてもいいですね。

今回は羽織りものをテーマにいくつかご紹介致しました。
また次回お楽しみに頂ければと思います。

村松 笠井

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「雑誌と私」Vol.205






杉本学校8回目です。
今回は、6回目(Vol.203)の続きとなります。
春から夏にかけて最小限のアイテムで最大限の効果を生む、
洋服選びの指南を吉田さんから受けています。
そして6回目までのアイテムに、
新たにインナー・ボトム・アウターをそれぞれ1つずつ加えるならば、
何をポイントにしてそれらを選んだら良いですかというのが
今回のテーマとなります。


吉田さんコメント:
春夏シーズンというのは、太陽の日差しがすべてに生命力を与え、
活気づいていく時期となります。
洋服選びもその流れに沿いながら考えてみると面白いかなと思います。
基本のアイテムでゆっくりと芽を出す春があるならば、
花が咲くときのような気持ちがウキウキさせるアイテムを選ぶ夏があってもいいのかなっていう感じです。

インナー春バージョンはオーソドックスだけど、クオリティを感じさせる白いTシャツを選びました。そこで夏バージョンは、あくまでも品の良さは保ちながら、本人も周りの人も「あ、杉本さん素敵なインナー着ているわね。」という印象のものを選んでみます。
例えば入荷したてのこのストライプのタンクトップ。
ストライプタンクトップはどこにでもありそうですが、このストライプに関しては、素材にこだわりが感じられます。ネイビーの部分はインディゴ色に染められていて、白い部分は染められていない無地のまま、そして少し地厚の素材感が1枚で着ても何か良いわねというイメージを与えてくれます。
この何かいいわね、が大人のウキウキ感で日本の伝統でいうところの侘寂というところに繋がるのかなとも思います。

ここでボトムです。ボトムは人間の活力の源である脚に連動しています。杉本さんの可愛らしいイメージを付け加えて、夏に颯爽と小走りで駆け回る時の元気の良さを表現できるアイテムを選んでみます。
例えば杉本さんが得意のカーキ色に染められたフェルパのスカートはいかがでしょうか。
フェルバという素材の軽快さとAラインのスカートという少し女の子的な雰囲気は前回もお伝えしましたが、お姉さんの背中を見ながら走って追いかける元気の良い杉本さんのイメージにつながりそうです。

それでは、先ほど選んだインナーと春に選んだヒールのある足元でスタイリングをしてみましょうか。

夏のベーススタイル

杉本:
インナーのしっかりとした、でも夏に必要な爽やかさが伝わる手触りのタンクトップにやわらかなフェルバのスカートがこんなにもしっくり合うのだなと素材という側面からまずは感じました。そして、きちんとした感のある大人っぽいデザインのトップスと、やわらかでふんわりした甘さのスカートが、大人らしさと甘さを上手くミックスしている感じは感性という側面からとても気に入りました。足元のスニーカーバージョンでより女っ子っぽく仕上げるバージョンも好きですが、このようにヒールで全体を大人らしくするのも大好きです。このかっこよさと甘さが混じり合うニュアンスは夏という季節が持つハツラツとした外向きのエネルギーと秋に向かう落ち着きのある内向きのエネルギーが混じり合う8月の雰囲気にはピッタリですね。このベースから春にそろえたアウターを合わせてどんなふうに着回しが出来るのかとても楽しみです。
この続きをお楽しみに杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.204






杉本学校第7回目は、特別編です。
今回は、「基本のアイテムに3つのアイテムを加える。」
というテーマを考えておりましたが、
急遽、サッカー地の最新アイテムがイタリアより届きましたので、
そちらの着回しを優先してお送りします。


吉田さんへの質問:
涼しげなサッカー地のアイテムが3種類(ジャケット、ブラウス、スカート)届きましたが、まずはスカートの着回しを教えて頂けますか。


吉田さんコメント:
サッカー地はそれ自体が優しい雰囲気を持つ素材でスカートの形もAラインの可愛らしいものになっています。
ここでコーディ―ネートをするときに気を付けたいのが色。
今回は白・カーキ・ベージュ・黒と4色あるのですがそれぞれの色が持つ特色を理解しつつスタイリングしていきます。

カラー白

『サッカー地×Aライン×白=甘めの雰囲気』 
が特徴の白いスカートはガーリッシュにスタイリングします。
白いTシャツの上から気付かないほどのピンク色が入ったベージュのニットを合わせます。ニットのサイズは少し大きめにして半袖の袖口部分をクルクルとTシャツと一緒に折り曲げます。印象としては可愛い妹さんがお姉さんのちょっと大きめのニットを借りて着てきているような感じです。
このニットのボリューム感が鎖骨からスカートの裾にかけきれいなAラインを作り、ふんわりしたワンピースを着ているかのようにシルエットを作ります。
杉本さんどうですか?
爽やかさと懐かしさがほのぼのと混じり合う感じがとても好印象です。
いつまでも心の奥底にあるあの夏休みの懐かしい感じが思い起こされ、夏というシーズンがもつ独特な雰囲気を味わえるスタイリングだと思います。

吉田さんコメント:
杉本さんとてもお似合いですね。スカートバージョンではないですが、きっと似合うので少し横道にそれますがパンツバージョンも作ってみましょう。
このスタイリングは妹さんが少しお姉さんになった感じですね。このイメージの違いを楽しんでみてはいかがですか?

杉本:実は私は姉がいるのですが、いつも姉の凛々しさに追いつこうとしていました。このパンツ一本で格好良いお姉さんに近づけた気がします。

カラーカーキ

『サッカー地×Aライン×カーキ=トムボーイ(元気いっぱいの雰囲気)』
が特徴のカーキ色のスカートはアクティブなイメージでスタイリングします。
ネイビーのTシャツと白いスニーカーをあわせれば、オフィスの中で軽快に仕事をこなすイメージがつくれます。また、仕事の中で決断や意志表示を求められる予定の日には、下の写真のように黒いTシャツに黒のくるぶし丈のブーツを合わせ、ネイビーの時よりもより強いイメージを作ります。
雨の日や体調がすぐれないときは黒×カーキのコーディネートが元気を引き出してくれます。

雨が多いこの時期 、憂うつさを吹き飛ばし、トムボーイのようにピチピチ、ジャブジャブ、ランランランと雨を楽しむコーディネートには、下の写真のように軽快なショートパーカーブルゾンを合わせてみては如何でしょうか。


吉田さんへの質問:
なぜカーキ色は元気を出させてくれる色なのですか。

吉田コメント:
カーキ色とはもともと、土の色という意味になります。ミリタリーにおける作業着がこの色に染められた為、活動的で機能的なイメージが浸透しているのではないのでしょうか。雨の中、はねが飛んでもランチの時醤油をこぼしてもこのカーキなら「まぁいいか。」という気持ちになりますよね。一番最初に紹介した白のスカートにシミが出来たらやっぱり心が落ち込んでしまいます。これはあくまでも吉田理論ですけどね。

杉本:
でも私とっても納得してしまいます。
前回のカーキ色のカーゴパンツを穿いたとき、何だかアクティブな心持ちになれた気がしたんです。
カーキ色を改めて見直しました。

カラーベージュ

『サッカー地×Aライン×ベージュ=エレガントな美しさ
が特徴のベージュ色のスカートは大人女性のイメージでスタイリングしていきます。左の黒いブラウスも右写真のライトベージュのブラウスもシルクライクな落ち感のあるブラウスです。ベージュ色のサッカー地はこれらのブラウスに使われているエレガントなクレープやシフォンのような素材を違和感なく、受け止めてくれます。
大人らしい美しさを表現したいときは、エレガントなサファリスタイルをこのベージュ色で作ってみてはいかがでしょうか。

杉本:
時の移り変わりの中で自分の中の感情が変化していきます。その気持ちを時にはコントロールし、オブラートに包んで、飲み込んでしまうような大人女性にあこがれます。茶道や華道も型からはいると言われてますが、大人女性に一歩近づきたいときは、このベージュ色のスカートを穿いてみます。
でも、、、私はやっぱりカーキ色のスカートかな。。。

吉田さんが上のコーディネートの中でこのバックルをそっとつけてくれました。ミラノのメルカート(露店商が集まる市場)で十数年前に買ったものだそうです。アフリカの方から買われたみたいですが、エスニックな香りがプンプンでした。

カラーブラック

『サッカー地×Aライン×ブラック=隠れた情熱
が特徴の黒色のスカートは、旬のメキシカンスタイルをアレンジして取り入れてみてはいかがでしょうか。杉本さんには白色のメキシカンライクなブラウスにフリンジの付いた縄ベルトを合わせ、 コーディネートしてもらいました。
足元をヒールの物ではなく、ブーツにしたのは、杉本さんの可愛らしい少しボーイッシュな感じを残したかったからです。ヒールの靴を合わせてしまうと、女性の艶感が出過ぎてしまうこともあるので、足元の靴のニュアンスでコーディネートをコントロールしてみては如何でしょうか。

杉本:
以前私が見た映画の中に出てくる、ヨーロッパの石畳の雰囲気が感じられるコーディネートだと思います。こんなスタイルで中世の町を散歩してみたいです。

今回はスカートの色にイメージを求め、ここからスタイリングをしていくということを勉強してきました。マニュアル的な洋服の着方よりも、自分の気持ちを素直にコーディネートの中で表現するという、そんなテクニックをどんどん身に付けていきたいと思っています。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.203






杉本学校第6回目です。
最小アイテムで最大な着回しを求めるアイテム集めの最後は大判のカモフラージュ柄ストールです。

吉田さんコメント:

「そうそう。これも20数年前の話。彼女の名前もバーバラだったわ。(私の知人でバーバラは後二人いる。)彼女は私達のオフィスのとなり町のとても有名なショップの店長さんだった。そして、その街に訪れるたび、このお店で色んな洋服を興味深く見る私に、逆興味を持ってくれたみたいで仲良くなった。その頃、私達が仕事をお願いしている工場で勤める女の子が結婚することになって、結婚式に招かれたのね。私にとってはイタリアの結婚式に出席するのは初めてで何を着ていったらいいのか分からなかった。だから早速バーバラに会いに行ったわ。そしてコーディネートをお願いしたの。その時彼女がとりだしたのはニットの黒いワンピースと黒の少しだけヒールのある靴、そしてガーゼのような二枚の大判のストールだった。
その時の彼女のコーディネートは素晴らしくて、黒ワンピースの上に色違いの大判ストール2枚をふんわりと肩に回し、胸の前で何気なくでも完璧に結び目をつくったの。それが私の大判ストールに対する意識改革につながったのね。
その時からマジョーレでは色々なストールを展開してきたけれど、その中でもカモフラージュ柄は仕事場でも休日の場面でも最大のコーディネート力を発揮すると感じてきたの。バーバラのようにストールを上手に巻ける人達ばかりじゃないから、ただ肩にかけるだけそれなりのインパクトがないといけない。でもそのインパクトは品がないといけない。その2つのポイントが揃っているのね。だから杉本さんにお勧めしたの。
早速Tシャツの上から何気なくかけてみて。。。」

ということで肩から羽織ってみました。

東京も梅雨入りとなり、
湿度の高いサウナのような暑さとそれに対抗しようとガンガンに冷えた室内の中で羽織り物が必要となりますが、脱いだり羽織ったりするのは面倒ですね。
そんな時、こんな感じでカモフラージュ柄のストールを羽織りながらのオフィスワークはとても軽やかでかっこいいなと思ってしまいます。


休日もこのストールをバックに忍ばせていれば、ガンガンに冷えたカフェでのブランチも楽しく過ごせそうです。
バックからサラッと取り出し、肩にかけるだけで、ジャケットやブルゾンのようなインパクトをつくってくれそうです。



今度は、吉田さんがバーバラさんに巻いてもらったように黒いワンピースの上にこのカモフラージュのストールをアレンジしてもらい、ディナーやそれに似た場所にお出掛けするコーディネートも是非教えてください。


今回で着回しアイテム基本中の基本が出来ました。
次回は今回チャレンジした8つのアイテムにトップス1つボトムス1つインナー1つの3つを付け加え着回し幅を増やすならば何を探せばよいか吉田さんに聞いてみます。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.202






杉本学校第5回目です。
前回は 靴の変化によってイメージを変えることにチャレンジにしましたが、
今回はクレープのパンツをカーゴパンツに変えてどのようなイメージ変化があるかチャレンジします。

吉田さんコメント:

『2001年頃だったと思うんだけど、いつものようにサンプルチェックのために、パタンナーの所に行ったのね。ここにとっても古めかしい軍服が置いてあったの。それでパタンナーの人にこれどうしたのって聞いたのね。パタンナーの人は教えてくれたわ。
「イタリアの多くのデザイナーたちがアイディアを見つけるため、ヴィンテージの洋服ばかり集めて置いてある博物館の様なショップがあって、ここにまるで図書館で本を借りるように、借り出しに行くのね。そこのものなのよ。」
そこで私も住所を教えてもらいそのヴィンテージコレクションを見るために出掛けたの。館に入るなり、少し古臭いというか、かび臭いというかヴィンテージ独特なにおいがして少し頭がくらくらしたけれど、とても楽しかったわ。そこの館のフロアーにミリタリー系のジャケットやパンツばかりが置いてあるスペースがあって、それにはとても驚いたわ。そこで、イタリア人スタッフに何でこんなにもミリタリー系のアイテムが人気があるのと尋ねたの。その答えはとても面白くて、「軍服の中にこそ威厳を保つ風格と美しさと機能を兼ね揃えた、洋服にとってもっとも大切な3つの要素が含まれているからですよ。」と教えてくれたの。
そこからイタリア女性があんなにもかっこよくどんな時もカーゴパンツを穿けるのかなって思い始めたの。そしてそれが私達がカーゴパンツやジョッパーズを必ずコレクションの中に入れるきっかけになったの。つまりカーゴパンツの中にはカジュアルなんだけど、とても美しく見せてくれるエレガントな要素が含まれているのね。だから、クレープのパンツと同様、様々なトップスと素敵な雰囲気をこさないままコーディネートをすることが出来るのね。まぁうんちくはこんなところで、早速穿いてみましょう。」

(1)テイラードジャケットとカーゴパンツ

足元はヒールのままカーゴパンツに穿き替えてみました。
テイラージャケットのきちんと感を残したまま、ヒール靴の大人っぽさも保たれています。
カーゴパンツがこんなにもエレガントであったことを再確認しました。

(2)ジップブルゾンとカーゴパンツ

吉田さんにマーシャをやってみましょうと言われ、足元はスニーカーのまま、カーゴパンツを穿いてみました。ミラノで見かける女の子の様と言われましたが、正直ピンときていません。でも素直にこのスタイル自分にもとても似合っていると思います。

(3)パーカーブルゾンとカーゴパンツ

ナイロンのパーカーブルゾンのスタイルは週末のリラックス感がそもそもあるので、スニーカーではなくヒールで少しだけ緊張感をあたえてみました。
かっこいいお姉さんという感じでこれも私らしいなと思います。

次回は大判のカモフラージュ柄のストールをコーディネートしていきます。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.201







杉本塾第4回目です。
今回も私の仕事中心ワードローブの着回しチャレンジです。
吉田さんのイタリアでの様々な経験から導き出される「感性の理にかなった」アドバイスと共にお送り致します。

吉田さんコメント:

「私がはじめてイタリアに行ったのは26年前、まだリナーテ空港がメインの就航地で、夜のミラノにオレンジの明かりが灯った空港から市外へ向かうタクシーの中から見た光景を今でも思い出すわ。その時からイタリアの様々な街を通してイタリアの洋服を見続けてきたのだけれど、時折大きく流れが変化する時期があり、この変化の象徴アイテムの一つとしてスニーカーがあるの。ミラノで有名なビックブランドがナイロン素材で出来たコレクションを発表し、それが世界的に洋服の中にスポーツマインドを取り入れさせるきっかけになったと思うの。その時から世界中のデザイナーがスポーツギア―をファッションの中に取り入れ、ドイツの有名なファッションデザイナーがドイツの有名なスポーツギアーと提携してスニーカーをコレクションの中で発表したの。それが20年前。この頃からミラノのお洒落さんたちがウールやクレープなどのクラシックパンツにスニーカーを合わせて、街角を闊歩するようになったのね。そしてイタリアではこのスタイリングは定番になったわ。
杉本さんもヒールを脱ぎ捨てて、このクレープのパンツにスニーカーを合わせて見て。。。」

ということで、順番にトライしていきます。

前回のブログでもお書きしましたが、テイラージャケットは堅苦しいアイテムだと思っていました。それをボーイッシュな丸首Tシャツと合わせ、このTシャツの裾をジャケットより長くし、レイヤードを作り、それだけでもジャケットが身近に感じたのに、このスニーカーのとの組み合わせはとてもエレガントなのに少し甘さもあり、テイラードジャケットがより身近に感じるようになりました。 ヒールで足が痛くなる方もこのスニーカースタイルならば楽ちんですね。
私このスタイリング大好きです。

ジップのブルゾンバージョンも足元を変えてみました。
こうして見ると、ブルゾンの色とパンツの色を同色にしておいた方が、エレガントさが保たれる中でイメージが変えやすいという吉田さんのアドバイスがよく理解できます。足元をスニーカーに変えただけでも大きなイメージチェンジになりますね。仕事が出来るという感じ、つまり健全で前向きなイメージがスニーカーというカジュアルなアイテムを合わせても伝わってきます。
このスタイリングも大好きです。

週末バージョンも足元を変えてみました。
クレープのパンツがエレガントさを保っています。こんな感じでお家の近くの堤防沿いを散歩したい気分になります。本当は大好きなワンちゃんと一緒に散歩できるといいのにな。


吉田コメント:

「このスニーカーバージョンも杉本さんとても似合ってますね。まるで、イタリアで見かける健康的でハツラツとした笑顔の似合う女性のようです。打ち合わせの時の、マーシャもいつもこんな感じですよ。こんな女性が日本の街でも普通に見かけられるよう、杉本さん頑張ってね。

次回はクレープのパンツをカーゴパンツに変えた着回しチャレンジです。
お楽しみに。
杉本

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「雑誌と私」Vol.200


杉本塾第3回目です。
今回の吉田さんへの質問は 「私は仕事中心の生活をしています。
そんな女性が、春から初夏にかけて上手く着回しを楽しみたい場合、杉本的に言いかえるならば、最小限のアイテムで最大の着回し効果を楽しみたい場合、何に注意してアイテムを選べば良いのか教えて下さい。」です。


それではまず、吉田さんからの回答を簡潔にまとめてみます。

吉田さんからのコメントは、次の5つのポイントに注意することでした。

(1)きちんと感をとても大切にする仕事の現場から、少しカジュアルな装いが許される仕事の場面まで、幅広く対応できるジャケットとパンツからなるスーツをベースに選ぶこと。
(2)で選んだスーツのパンツと対照的なイメージのパンツをもう一本選ぶこと。
(3)のスーツのジャケットとは全くイメージの違うトップスを2着選ぶこと。(一つはカジュアルな仕事アイテム、そしてもう一つは週末のカジュアルをイメージして。)
(4)きちんとした場面でも、カジュアルな場面でも対応できるヒール系の靴とスニーカーの2足を選ぶこと。
(5)圧倒的にコーディネートの幅を広げてくれるカモフラージュ柄の大判ストールを準備すること。

ということで吉田さんのアドバイスを考慮しながら次のアイテムを選んでみました。

(1)ジャケット

(1)のクレープのパンツ 

(2)のパンツ

(3)のブルゾンA

(3)のブルゾンB

(4)のヒール系

(4)のスニーカー


(5)カモフラージュ柄の大判ストール

それでは具体的に(1)~(5)を見てコーディネート写真で見ていきましょう。

スーツを着てみました。吉田さんから受けたアドバイスは杉本さんらしくスポーティさを残すために、襟の詰まった丸首の白Tシャツをインナーに合わせること。そしてそのTシャツのクオリティーはスーツのクオリティーを下げないようにしっかりした密度の重い、Tシャツにすることでした。テイラードジャケットが固いアイテムだと思っていた私がその思いを変えてしまうようなコーディネートでした。
テイラードジャケットがこんなにもスポーティーに着れるなんて思ってもみませんでした。これなら私にも着れると素直に感じました。

テイラードジャケットからコットンジップブルゾンに変えました。このジップブルゾンは紺色もあったので、その方がテイラードジャケットと色が違い、着回しには良いのかなと思っていましたが、吉田さんのアドバイスによると、

(1)テイラードジャケットとは形がまったく違う。
(2)素材がコットンでマットな質感な為、同じ黒でもテイラードジャケットの光沢のある黒とは全く違い、イメージが180度異なる。
(3)コーディネートをするとき出来るだけトップスとボトムスの同じ色に合わせた方が着回ししやすい。

ということで黒のジップブルゾンになりました。確かにコーディネートしてみるとテイラージャケットの時よりも、カジュアルさも増し、でもパンツと同色であるが故、きちんと感を保つこともでき、少しカジュアルな場面での仕事現場には最適なコーディネートとなりました。

次にコットンブルゾンをナイロンのショートパーカーに変えました。
思い切りカジュアルなイメージを作る為、この場合は黒色もあったのですが、色をパンツと統一せず、トレンドのベージュ色を選びました。
というのは吉田さんが週末の装いはどこか外しておいた方が、リラックス感が出ることと、手持ちのジーンズやフェルパのパンツとの色合わせを考えた時、アウター単体でトレンド感を思い切り押し出せる色が良いとのことだったからです。Tシャツ・パンツ・ヒールのイメージをこんなにカジュアルにするなんて、このショートパーカーの威力には驚きです。


このシリーズは結構長くなってしまうので今日はここまでとさせて頂きます。
次回のブログは靴が変わり、ボトムが変り、大判のストールも登場します。
どんどん変化するコーディネートを是非お楽しみください。
杉本でした。

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「雑誌と私」Vol.199





今回のテーマは「フェルパジャケットを3つのイメージで着るです。
スポーティなフェルパ素材でできた
今年らしいシルエットのジャケットが入荷しましたので、
それを使って笠井さんといくつかディスプレイを作ってみました。



(A)スポーツ

スポーティーな着こなしは、大人女性が健康的に見られ、トレンドが程よく取り入れられるお勧めのコーディネートのひとつです。(A)で合わせているパンツは同じフェルパ素材で作られ、ややゆったりとしたテーパード型。全体のシルエットも今年らしいエッグラインを描いています。ここでのポイントはきちんと丈感を合わせていくこと。袖口は2、3回ロールアップして少しラフなニュアンスを残し、パンツは丈つめをして、同じくらいの肌の分量を見せます。きちんと合わせることによって、より大人らしい軽快なスポーティーさが出せると思います。



(B)サファリ

(C)サファリ

サファリのイメージは、夏の日差しが出てくるとつい着たくなってしまいます。(B)の写真のように、後染めのフェルパ素材のドライな質感に、キャンバスベルトやTシャツを合わせていくと、さりげなくサファリっぽさを出せますね。(C)の写真もカーゴパンツのドライな質感を合わせています。(B)も(C)も合わせているカーキ色がグレーがかっているので、フェルパジャケットのグレーベージュ色とぴったりと合ってきます。どちらも質感や色のトーンを合わせることによって、すっきりとまとまると思います。




(D)マリン

最後はマリンスタイルです。週末に友人との旅行をイメージしてコーディネイトしました。キャンバス地のセーラーパンツは移動中もリラックスして穿けて、旅先でもきれいなラインが保たれます。インナーに合わせたTシャツがやや裾に広がり、テーパードパンツのラインと合わさると、ここでも繭型が完成されます。マリンな雰囲気とトレンド感が程よく入った着こなしになりますね。

今回は、フェルパジャケットをスポーツ、サファリ、マリンのイメージでのコーディネイトをご紹介しました。次回またお楽しみ頂ければと思います。

村松 笠井

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「雑誌と私」Vol.198





杉本学校第2回目は、

「旬のトレンドを表現できる一押しアイテムはなんですか?
そしてそのアイテムの着方を教えて下さい。」

今回は吉田さんにこんな質問を投げかけてみました。

吉田さんのコメント

『マジョーレ的に大人の女性が仕事でもプライベートでもフル活用でき、
そして知人から通りすがりの人まで、「感じのいい旬のものを着ているわね。」と思ってもらえるアイテムなら、まゆ型のロングパーカーかな・・・。』
と答えが返ってきました。
ということで、吉田さんにアドバイスを受けながら、カジュアルなバージョンを村松さんに着てもらいました。

(A)ノーマル丈のインナー

まずはインナーにノーマル丈のニットを合わせたもの。
鎖骨から足元のくるぶしにかけゆったりとしたまゆ型のラインが作れるよう、
ボトムを選びコーディネートしていきます。

(B)お尻が隠れるたっぷりとしたインナー

インナーにたっぷりボリュームのある、お尻が隠れるほどのTシャツを合わせる場合、この時も鎖骨から足元のくるぶしにかけゆったりとしたまゆ型を作っていきます。

カジュアルに、身長の高い人も低い人もインナーのバランスを考えながら、
全体として鎖骨からくるぶしまでゆったりとしたまゆ型を作るボトムを選ぶことがこのコーディネートの成功のもとでした。

(C)難しい例

コートの裾の周囲より大きなボリュームのスカートを合わせる時は注意が必要です。村松さんは身長が167㎝で、このボリューム感でのスカートでもぎりぎりスタイリング出来ています。でも杉本さんの身長だと恐らく難しくなっていくと思います。スカートに重さが出過ぎて、まゆ型のコートのラインが消え、裾の方に重心がかかり過ぎる感じになるからです。とても寒い冬ならばまだしも、初夏のコーディネートとしては重過ぎる感じになると思います。
「杉本さん、村松さんと同じスタイリングを着てみますか?」

(D)ということで・・・1

吉田さんの言う通りまゆ型が消え、Aラインになってしましました。
重心が下がり膝下が重くなり、洋服に着られている感じです。
「それではどのようにすればまゆ型コートの良さと軽快感をスカートとのコーディネートで楽しめますか?」
「杉本さんの身長のバランスならばこのコートの裾よりも幅の狭い、そして少し膝下が隠れるぐらいのスカートを選ぶとバランスがとれてくると思います。
ちょっと着てみましょうか?」

(E)ということで・・・2

裾幅がコートよりも小さい台形型のニットスカートを選び、
鎖骨からくるぶしにかけ、出来るだけまゆ型のイメージが保たれるようコーディネートしました。
吉田さんにも「バランスが良くなりましたね」っと言って頂けました。

(F)仕事場にて

コンパクトなジャケットの上からこのコートを羽織ります。
60年代や70年代のスタイリングがブームの中ではコート自体がとてもコンパクトなので 、コートをジャケットの上に羽織るコーディネートがしづらかったのですが 、80年代のニュアンスをもつこのコートならば、ジャケットの上から羽織れる実用という点でも便利さが楽しめます。 

(G)ジャケットの上からパーカーコートを羽織る

ジャケットは70年代後半イメージのコンパクトな作り。その上から80年代のイメージたっぷりのまゆ型パーカーコートを合わせます。
時代をミックスするコーディネートも楽しめ、気付かれないほど何気ないトレンド遊びが感じられる大人コーディネートが出来ましたね。
吉田さんから高評価を頂きました。私もとても気に入りました。

ということで、まゆ型ロングパーカーコートの着こなしを今回は教えて頂きました。吉田さんありがとうございました。
次回も素朴な質問から様々なコーディネートを教えて下さい。
杉本

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「雑誌と私」Vol.197

 

はじめまして杉本由祈子と申します。

この度、マジョーレでスタイリングMDに携わる仕事を始めることになりました。

笠井さんや村松さん両先輩に色々教えて頂きながらお客様に最善の接客が出来ますよう頑張って参りますのでよろしくお願い致します。

今回からスタートする私のブログは、吉田さんにヒントを与えてもらいながら、笠井さんと村松さんが「雑誌と私」の中で提案するテーマを実際に私がチャレンジするというものです。

吉田さんに“杉本学校”と名付けてもらいました。

そして今回、第一回目のテーマは、Vol.195の「ロイヤルブルーとマスタードイエローを取り入れる」です。

それではお付き合い、宜しくお願いします。

ブログVol.195の中で、マスタードイエローの色合わせには、白・ベージュ・黒・焦げ茶が最も有効な色合わせとなり、私もそれに従って、アイテムをピックアップしました。

スタイリングイメージは今シーズンの旬のトレンドである、メキシカンを「何気なく取り入れてみては?」と吉田さんに言われたので、是非と答えました。

しかし「何気なくメキシカン….?」全く理解不能でした。

吉田さんにアドバイスを求めたところ、「それのトレンドを印象付けるアイテムを1つどこかにさりげなく取り入れることが近道よ!」と教えてもらいました。

そこで、メキシカンな細工が施されたベルト、

それもマスタードイエローに合う焦げ茶を使うことにしました。

靴もアンクル丈の焦げ茶のブーツにし、ここでも少しエスニックなイメージを醸し出しました。

本体には、マスタードイエローで乾いた大地のイメージがするワンピースを着て、

その上から丸みのあるボリューム感を楽しめる黒のトレーナーを合わせました。

カラーはマスタードイエロー×黒×焦げ茶で、私の肌の色、髪の色にもよく馴染んだと思います。

とても気に入るスタイリングが出来ました。

吉田さんにも「とてもよく似合っているわね」といわれ、とても嬉しかったです。 

次にこの丸みのあるトレーナーを着まわして、ロイヤルブルーのコーディネートにチャレンジしてみました。

フィット感のある黒デニムにバイカーブーツを合わせネイビーの靴下を少しだけブーツの上に見せました。

その上から、ロイヤルブルーのサファリジャケットを合わせ、シンプルにロイヤルブルー×黒でサファリなイメージを作りました。

ボーイッシュな装いがとても品よくでき、このコーディネートもとても気に入りました。

イタリアの地方都市にはそれぞれその地域の旗があり、その中でロイヤルブルー×イエローという組み合わせが良く使われていると、吉田さんから聞きました。この色合わせを応用して、このマスタードイエローにロイヤルブルーを合わせてみました。吉田さんにどうですかとお聞きしたところ、“とてもヨーロッパなコーディネートですね”と言われました。“足りないのは日焼だけですね”と、そのアドバイスに何とも微妙な気分になりましたが、とても素敵なコーディネートが出来て、このスタイルでマジョーレに出勤してみたいものだと感じました。

今回これらの写真を撮る為に襟開きやウェストのシェイプ感、ブーツの外に出す靴下の長さ、靴の感じなど調整するのに何度もやり直し、とても時間がかかりました。

同じアイテムを合わせるにしても、バランスによってこんなに違うのかと笠井さんと村松さんの対話を思い出す一日でした。

次回もまた、「杉本学校」頑張ります。


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